VAIO Column |
[Columnから戻る] [他の月を見る] |
|
まずは VAIO 関係のニュースから。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0629/sony.htm 先日発表され出荷も開始されている新チップセット「Intel 925X/915」が先週末から ICH6 の不具合発覚により一部製品が回収され、秋葉原からもごっそり消え去るという事件がありましたが、この ICH6 の不具合に関するソニーのコメントが発表されました。 対象製品となる VAIO type R VGC-RA70P および RA60 には、ICH6 の問題は無し、とのこと。インプレスの記事によると「製造工程における検査で、問題が明るみに出る以前から発見しており、不具合のあるマザーボードは除外して出荷」したらしく、適切な対応が取られていたようです。フルモデルチェンジ後は必ずと言っていいほど問題が発生していた VAIO R 系シリーズにしては素晴らしい対応だったと言えますが、ソフトウェア周りは相変わらず発売日から当分の間はパッチの嵐状態ですからねぇ(ぉ VAIO pocket のファームウェアも忘れずによろしくお願いしますソニーさん_| ̄|○ 閑話休題。 先日発売された CLIE 用 Bluetooth GPS ユニット「GU-BT1」を購入しました。 http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/Acc/GU-BT1/ 発売日(6/12)当初は流通量がかなり少なかったらしく、新宿西口ビックで聞いてみたところ「出荷されてるみたいですが、ビック全店でまだ 1 台も入荷していないんですよ。2 週間後の入荷予定となります」とのこと。これはソニスタでなければ手に入らないか・・・と思いつつガマンしていたのですが、先週後半にようやく同じ新宿西口ビックで発見、確保に成功しました。\31,290(税込)。実際には先日スピーカを購入したポイントがあったので、購入というよりももらってきたことになります(笑。 本体は単三電池 2 本で動作します。本体は電源およびスタンバイボタン、MARK ボタンに 2 つの LED くらいしかない単純な構造です。重さは大したことがありませんが、バッテリ内蔵なぶん大きさはそれなりにあって、投影面積は DSC-T1 とほぼ同等。Bluetooth で電波を飛ばすための電力がバカにならないのか、単四電池を使って小型化するというわけにもいかなかったのでしょう。 で、この GPS をどうするか?手持ちの NX80V は GU-BT1 に対応していません。PEGA-MSB1 を使って無理矢理動かす、という手もありますが、それなら GPS 専用機として中古で PEG-TG50 を買った方がいいような気もします。だいいち、CLIE 用の GPS を普通に CLIE で使うのでは VAIOethics らしくありません(ぉ というわけで、「GU-BT1 を Navin' You で使ってしまえ!」が、今回のコンセプトになります(^^; で、VAIO で GU-BT1 を使いたいのですが、手持ちの Bluetooth 機能搭載 VAIO は C1MSX のみ。今回は歩行ナビを目指したいので C1 よりも VAIO U でしょう、ということで PCG-U101/P の方に Navin' You(U101 には Navin' You はバンドルされていないため、以前購入していたライセンスを流用)をセットアップして使ってみることにしました。 というわけで、U101/P のために購入した Bluetooth がこれ。 PCGA-BA1/A http://www.ecat.sony.co.jp/vaio/acc/acc.cfm?pd=13852 VAIO 純正の USB Bluetooth アダプタです。最初ビックカメラに行ったら在庫切れと言われてしまったので、Sony Style で購入。なんか私が購入した後に「入荷未定」になってしまったのですが、もしかしてそろそろ在庫処分モードなのでしょうか? ともあれ、この Bluetooth アダプタを使って GU-BT1 を接続してやります。 VAIO と GU-BT1 の通信には、ソニーの Bluetooth ユーティリティ「BlueSpace NE」を使います。PCGA-BA1/A 自体のドライバは製品付属の CD-ROM から導入しましたが、BlueSpace NE は BA1/A 付属のバージョンでは GU-BT1 をシリアル接続のデバイスとして認識できなかったので、バージョン 3.2.00.09170 にアップデートしたら自動的にシリアル接続のサービスを認識してくれるようになりました。 http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/PK-000339-00.html ただ、このアップデータ自体 PCGA-BA1/A 用のものではないので、ライセンス的にちょっとグレーではありますが・・・まあ、その、なんというか、ごにょごにょ・・・。 BU-GT1 を Navin' You で利用するには、例によって御用達の「GPS Player32」および NyLink プラグインを使います(経験上 GPS Player32 は最終バージョンの 3.40 だと WinNT 系 OS で不具合が発生することがあるので、私は安定版の 3.36 を使用しました)。このあたりの使い方の基本は VAIOethics の Laboratory の中にまとめてあるので、興味のある方はそちらをご覧ください。 GPS Player の設定は、GPS を汎用の NMEA-0183 に設定し、通信ポートを Bluetooth の Virtual COM ポート(私のケースでは COM5 でした)に割り当てた程度です。あとはクリップボード経由で POT インタフェースを使う設定にして、Navin' You 側の GPS を NyLink の「FGPS 標準 POT インタフェース」に設定してやるのも PCGPS の設定と同じ。 一点、今回の検証をする前に調べていた情報によると測地系は「WGS-84」ではなく「Tokyo」に設定してやらなくてはならない、みたいなことが書いてあったのですが、GPS Player 側で「Tokyo」に設定すると却って座標がおかしくなってしまったので、私は「WGS-84」のまま設定しました。 で、そのまま Navin' You で簡単に使えてしまいました。PC ナビ自体そうとう久しぶりにやったので設定方法をかなり忘れていましたが、VAIOethics の記事を見ながらなんとか設定できました。分かりやすくまとめてくれてありがとう Brown Sugar さん(ぉ 感度の方はというと、衛星補足までの時間は確かにかなり早いです。もしかしたら PCGPS よりも早いかも?くらいの感覚ですね。しかし、PCGPS のアンテナのように固定できず、手に持っていると向きが変わりやすいという製品の性格からか、けっこうロストしやすいようにも感じましたね。3D 測位していたと思ったら急に 2D に落ちて、完全にロストして、かと思えば突然また 3D 測位に戻ったり、とちょっと怪しげな挙動をします。小高い丘の上にある大きな寺院の境内というそれなりに空が開けた場所で測位し、そのまま周辺の町並みを歩いてみたのですが、マンションはそれなりに立っているものの高層ビルというほどではない程度の住宅街でも安定しない感じだったのでちょっと不安は感じました(といってもすぐにまた捕捉する、という妙な挙動だったのですが)。車道の真ん中と建物により近い歩道とでは空の開け方も違うのかもしれませんが、もう少し安定感は欲しいですね。LePlan なんかは「街歩きナビ」なんて言ってますが、新宿とか本当に大丈夫なんでしょうか・・・。 感度については先日の ITmedia のレビュー記事によると http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0406/02/news029.html かなり良いらしい、という話なので、もしかしたら私の使い方が悪いのかもしれません。あの衛星捕捉の早さからすると、ポテンシャルは高いような気がするのですが・・・どなたか使いこなしのコツのようなものをご存知であれば、教えていただきたいですね。 まあ、なんというか、今さら Navin' You 専用マップ 3 日本詳細版 DVD を買いに行ってしまっているあたり、かなりヤル気らしいのですが・・・(笑 あとはあれですね、こういう使い方をするなら U101 よりも type U の方が向いていそうなのですが・・・どうしたものかな。 # 今日で 27 歳になりました。お祝いの言葉をくれたみんな、どうもありがとう。 # これから先の一年は、いろいろなことが大きく変わっていく一年になりそうです。 |
|
久々にホームシアターの話題です。 最近、シアター用スピーカを買い換え、もとい買い増しました。 英国 B&W(Bowers & Wilkins)が昨年リリースした B&W 700 シリーズから、フロント L/R に 704、センターに HTM7 を選択しました。 http://www.marantz.jp/bw-speakers/700/704.html http://www.marantz.jp/bw-speakers/700/htm7.html 結局スピーカ 3 本だけで 505 EXTREME が買えてしまう値段に・・・。(^^; 購入にあたっては、同じ B&W の DM603S3 系で揃えるか、NHT の ST4 のシリーズにするか、それともこの 700 シリーズで揃えるか悩みました。前者ふたつにすれば予算的にはサラウンドまで買えてしまうので、この際一気に同じスピーカで揃えられる方にするか、とりあえずフロント 3 本にしておいてサラウンドは現状のスピーカを使い回すか、で考えたんですね。で、結局、映画を観ている時間よりもやはり音楽を聴いている時間の方が圧倒的に長いので、オーディオとしての音質を重視していこう、という方向性に。最終的には販売店で聴き比べた結果、最も好みの音を出してくれるのが 704 でした。ボーカルの存在感だけなら NHT の方が高かったのですが、全体のバランスとか高音の響きとか(704 は若干ツィータがキツめではありますが)が自分の耳に馴染むかな、と。やはり一年の間で一番聴いている時間の長い B&O A8 の影響もあるのでしょうが。 同社の高級スピーカにも使われている、B&W の代名詞とも言える Nautilus ツィータと、レモンイエローが映えるケブラーコーンウーファが・・・というごたくはどうでもいいですね(^^; 今まで使っていたスピーカが、オーディオ用 PC 用を問わずモニタータイプだった(ヘッドホンもモニター系を好んで使っていた)のですが、704 はどちらかというと臨場感を大事にするスピーカなのでしょうか。今までだと音楽を楽しむときはスピーカからストレートに発せられる音を受け止める、という感じだったのが、704 では 2 本のスピーカが作り出す音の空間を楽しむというか、スピーカのないはずのところに演奏者が存在する感覚があるんです。これにはちょっと衝撃を受けましたね・・・。あと、スピーカ自体に余裕があるのか、音量を上げてもいやらしくならない(耳につく感じがしない)のでボリュームを大きくしてもイヤな感じがしないのです。さすがに夜間は気を遣って音は出せませんが、昼間であれば多少ボリュームを上げても迷惑にはならなさそうなので(このあたりは住宅事情もあるでしょうが)安心してそれなりの音量を出せます。 そして、今まで使っていた 5ch のスピーカは、リア・リアセンター・プレゼンス(フロントエフェクト)に回して全部で 8.1ch 化してみました。6 畳のシアタールームに 8.1ch のサラウンドが必要か、と問われればちょっと答えに詰まりますが(笑)、とりあえず DSP-AZ2 の全チャンネルにケーブルを繋ぐことができたのでそれで満足というか(ぉ ただ、サラウンドスピーカを全チャンネル天吊りにしたので、設置器具とケーブルの金額を合計するだけでけっこういいスピーカが 1 本買えてしまう金額になったのが痛かったですが(>_<) スピーカの入れ替えはずっと以前から気にしていたにも関わらず X505 などの買い物に邪魔されてきたものだったので(笑)今回ようやくテコ入れできて本当によかったです。とりあえず、スピーカを買うまで我慢しようと思っていた『ラスト・サムライ』などの映画を流して実力を確認。メインスピーカのパワーもさることながら、8.1ch 化されたことによる臨場感のアップがかなり効いてる気がします。あとは、メインスピーカとサラウンドスピーカの音の傾向が合っていないのを何とかするということと、Cineza の本領を発揮させてやるためにそろそろハイビジョンやデジタル放送を導入すべきかな、というのが今後の課題でしょうか。 しばらく停滞していた私のシアター熱が、そろそろまた燃え上がってきましたよ(笑。 |
|
銀座ソニービルに行ってきました。 ソニービルはゴールデンウィーク以来なので、けっこう久しぶり。しばらく閉鎖されていた回転ドアは、ついに普通の自動ドアに変更されていました。ロビーの冷房効率が下がりそうですが、安全面を考えると仕方ないのでしょうね・・・社会問題にもなりましたからね。 そういえば、心斎橋ソニータワーは秋に梅田に移転するらしいですね。初代 VAIO U を触るためにわざわざ旅して行った思い出の地なので、ちょっと残念です。 今回の主目的は QUALIA Store's 1st Anniversary イベント。久々に、QUALIA 004 の画質を堪能すべく体験予約を入れていきました。どうやらホームシアター誌にもよく紹介されている有名インストーラによるコンサルティングも受けられるらしく、合わせて予約。 私はけっこう QUALIA Store って好きなので、ときどきフラッと立ち寄っては製品の試用だけして帰ってくるのですが(笑)今回はそんなスタンスで行ってはいけなかったようです・・・いつも応対してくださるコンシェルジュの綺麗な(←ここ重要)お姉さんとインストーラの担当の方に加えて、いかにもな感じのブランドの営業さんの応対を受け、商品体験の後はコンサルティングという名の商談(ぉ 「理想の空間づくりへのコンサルティング」という話だったのでインストーラの方の貴重なお話を聞けるかと思っていたのですが、超商談モードだったので参ってしまいました・・・まあ、このあたりのイベントに予約までして行くくらいだから買う気満々、と見られても仕方ないのですが(^^; でも、より理想的なシアター作りには部屋にとらわれず生活空間全体の最適化を考えるべき、だとか、闇雲にスペックを追いかけるのではなく「楽しむ」という原点を忘れずにシアターを楽しんでほしい、というインストーラ加藤さん(NEXT Y.K NAGOYA)のコメントはとても参考になりました。だからこそ Q004 のクオリティがあれば今後のスペック競争とはきっと無縁だろうからオススメです、みたいな話に繋がっていくのですが(ぉ QUALIA 004 は確かに欲しいですが・・・その前に HD 放送の導入とか、Cineza の真の性能を引き出してやることの方が先かな。QUALIA を入れるならその前にマンション買って引っ越すべきだとも思うし(笑 その後、ソニービルをブラブラと・・・いくつか新製品も出ていましたね。 ソニエリの新 DoCoMo 端末「premini」。7/1 発売なので先行展示ですね。 SO505iS と比べてみましたが・・・ホントに小さいです。私の想像以上に小さかった・・・そして、操作性はかなり悪め。ボタンは小さくて固い感じですし、ジョグもついていませんし・・・デザインはかなり好みだと思うのですが、SO505iS はそれなりに気に入っているので、買い換えには至らないかなあ。 そして、新しい PSX。ギンギンです(笑 新しいファームが当たっていたのでちょっとだけいじってみたのですが、今回のアップデートは DVD 書き出し周りの機能追加がほとんどなので、普通にテレビ視聴→録画という操作をしている限りではあまり違いは分かりませんね。アイコンがちょっと派手になったくらいでしょうか(^^;ともかく、早くウチの PSX も新ファームを当てて使ってみたいです。 ■本日の一品 ソニスタの DSC-P100 用 PORTER オリジナルケースが届きました。 http://www.jp.sonystyle.com/Product/Dsc_mvc/Dsc-p100/Gallery/ 今回のケースはポリエステルとコットンを使った柔らかい印象のケースです。風合いがちょっとデニムっぽいので、ジーンズにトートみたいなカジュアルな服装やバッグに似合いそう。いつものポケットがごてごてついた分厚いケースではなくて、今回は P100 ジャストサイズで作ってあるのでケースに入れた状態でもあまり大きくならないのが嬉しいです。 ちなみに同素材のストラップも付属していましたが、以前買ったポールスミスの青いストラップとのコーディネートが気に入っているので、ストラップだけは VAIO pocket で使うことにしました。でもいずれ買う予定の VAIO pocket 専用 PORTER オリジナルケースと色味が合わなさそうなので、これもまた考えないといけないかも・・・。 |
|
昨日は音楽を聴きに行ってました。何故か、誘われて L'Arc-en-Ciel のツアーへ。ラルクですよ、ラルク。この Brown Sugar が(ぉ まあ、行くまではどうなることかと思っていた割には、ちゃんと予習していったお陰で思いのほか楽しめたので良かったですが、普段横ノリの音楽しか聴かないせいか縦ノリができず、一人だけ妙なノリだったような(汗)どんなジャンルの音楽であれ、人が本当に楽しんで歌っている姿を見ると、悔しくて自分もやりたくてしょうがなくなってしまいますね。 なんか昨日、お台場でイベントがあったらしいですね・・・。 http://www.jp.sonystyle.com/Vaiolife/Birthday/ 加藤ローサさん来てたらしいじゃないですか・・・日曜はいなかったのに・・・というか昨日は午後半休取ってたんですよ・・・言ってくれれば行ったのに_| ̄|○こういうときこそスタメンを招集すべきだと思うんですが、どうですか石井店長(ぉ ぶっちゃけローサさんの直接お渡しを受けられるなら type U でも何でも買いますが何か?(ぉ ・・・というわけで今日は音楽系のネタです(笑)正直ななちゃんが type U を買って私が VAIO pocket+iPod mini を買っているという構図は何かが間違っていると思うのですが(ぉ ともあれ、今日 普通に聴けるレベルではあるものの、なんとなーくスッキリしない iPod mini(128kbps AAC)の音質を改善すべく、エンコーダを変えてみました。 EAC (Exact Audio Copy) 日本語版 http://homepage3.nifty.com/eacj/ LAME (Lame Ain't MP3 Encorder) 日本語版 http://www.initialt.org/lame.html ちょっと前から掲示板やメールでいろんな方から勧められていたものです。私も iTunes を使う前は長らくリッパー+ MP3 エンコーダとして定番 cd2wav32+午後のこ〜だを使っていたのですが、それよりも良いらしい・・・ということで。 正直、外部エンコーダって面倒なんですよね。iTunes のメリットは「CD をセットしてボタンを一つクリックするだけで曲情報の取得から取り込みまでが完了してライブラリに追加される」ことであり、取り込みから再生、機器への転送までをひとつのアプリケーションの中で完結できることだと思っています(こう書くと SonicStage と機能的には同じなのですが、軽快さやシンプルさで大きな差がある)。なので、ここで外部エンコーダを利用してしまうと iTunes の良さの半分がスポイルされてしまうと思うんです。だからできれば外部エンコーダは使いたくなかったんですが、iTunes のエンコード能力はどうやらイマイチっぽいので仕方ありません。本当ならば iTunes のプラグインの形で外部のエンコードエンジンが使えればベストなんですけどね。 で、音・・・160kbps VBR MP3 で何曲かエンコードし直して転送してみました。128kbps AAC と比較してみると・・・確かに高音の詰まった感じが抜けてずいぶんと余裕のある音に聞こえます。音域によって音が歪んでしまうこともなくなりましたね。以前気になるといっていた Janet Kay『Love』のサックスですが、改めてオリジナルを聴いてみると元々がところどころ潰れた音で演奏されてました(ぉ 本当ならば 160kbps AAC とか 128kbps MP3 もエンコードして傾向を比較したり、LAME 以外のエンジンでのエンコード結果とも比較してみるべきなんでしょうが、最近はそんな時間ももったいないのでとりあえず iPod mini 用のエンコード環境は LAME+EAC、フォーマットは 160kbps MP3 で常用することにしました。 ただなんというか、やっぱり iPod mini の音は淡泊すぎてちょっと物足りないような・・・長らく ATRAC3 の音に慣れ親しんでしまいましたからね。改めて音だけなら VAIO pocket の方がいいや、と思いますね。・・・音だけかよ!というツッコミが聞こえてきそうですが(ぉ 私が非常に気にしている曲間ですが、iPod mini でも一瞬だけは空くものの VAIO pocket の凶悪な曲間ギャップに比べれば誤差みたいなモノなので(ぉ、気にしないでおこうかとも思いましたが(笑)でも、やっぱり気になります。 ・・・私は、曲の「間(ま)」も音楽の一部だと思っているのですよ。例えば、観客の歓声がやまない間に畳みかけるように次の曲を歌い出す感じだとか、拍手が鳴り止んでから一瞬の間を置いて、静けさが自分の心地よい間続いた、これ以上ないタイミングでタクトを振り上げる、あの感じ。芝居だって、変な間を空ける芝居をされたり妙に間の詰まった編集をされたりすると気持ち悪いじゃないですか。要は、「間」というのは「リズム感」そのものであり、演奏と同じくらい「演奏しない時間」も重要なんです。本当に聞き込んでいるアルバムなんかだと、CD の曲と曲の「間」すら、コンマ 1 秒でもずれると気持ちが悪いものとして、体が覚えてしまっているんです。ノンストップ系のアルバムに間が開くのはもってのほかですが、そうでないアルバムだって、間は大事なんです。MD でできていることが HDD だとできないなんて道理は、通用しないと思うんですけどね。誤解を恐れずに言うと、私は曲間が空くオーディオプレイヤーの仕様を良しとしているメーカーの音楽センスを疑います。曲間が 5 秒とか 10 秒とか空いてしまうレベルのものを製品として発売してしまうなんていう行為は、音楽に対する冒涜だとすら思います。なので、VAIO pocket には一日も早いアップデートを期待しているのですが・・・曲間完全ゼロは期待しすぎでしょうか? そうそう、ここしばらく VAIO pocket と iPod mini を使い比べてみて感じたことを。 iPod mini(に限らず iPod もそうだと思うのですが)の操作性って、慣れると本当に自然に使えるんですよね。ホイールパッドはやはり昔の iPod のようなハードウェアホイールの方が使いやすかったんじゃないかとは思いますが、基本的に回す・押すというシンプルなインタフェースなので深く考えずに扱うことができます。ただ、パッドの感度がちょっと良すぎるのか、この時期ワイシャツの胸ポケットに入れてつい HOLD するのを忘れていると、衣服ごしに体に触れてホイールが反応する(特に私は胸板が厚めなので反応しやすいらしい)のがちょっと・・・って HOLD しておけって話ですね(^^; 話が少し逸れましたが、これに対して VAIO pocket の操作性ってちょっと考えすぎというか、操作に必ず何らかの思考のプロセスが介在するんです。慣れれば半ば脊髄反射に近い感覚で無意識に操作していける iPod と、必ず UI と自分の意識とのインタラクションが必要になる VAIO pocket。G-sense の操作性がまだこなれきっていないと言ってしまえばそれまでなんですが、G-sense に留まらず、メカっぽさを意識したデザインやそれなりにある重さなど、ハードウェアの存在を意識しながらでなければ使えない感覚があるんですよね。自分と音楽との間にハードウェアが介在している、という強い意識が存在すると思います。iPod って、ハードウェアの存在感が薄いじゃないですか?スタンダード iPod はアクリルの透明感やクロームの反射による周囲との一体感でうまく「モノ」の存在感を消していますし、mini はそのものが薄く小さいですから。「機械」を意識せずに自分と音楽が繋がっている、そういう感覚が iPod にはあると思うんです。こういう感覚は、おそらく Mac という文化がある Apple だからこそ作り得たものなのでしょうが・・・。 何が言いたいかというと、要するに私が HDD オーディオプレイヤーに求めているのは「シンプルに音楽と向き合えること」だということです。ディスクの入れ替えという面倒なプロセスが省かれることで、好きなときに好きな音楽を引き出せるようになるのが HDD オーディオプレイヤーなのですから、その楽しみ方自体ももっとナチュラルなものであっていいと思うんです。その点、VAIO pocket は、音楽を楽しむ以外のことを気にしすぎていて、ユーザーも音楽を楽しむこと以外が気になってしまって、せっかく「いい音」なのになんだか音楽を楽しむことができない。ファームウェアアップデートで解決できる問題もあるでしょうが、そういうのとは別次元で、「本当に音楽を楽しむことを考えて作っていますか?」「作っている人たちは本当に音楽が好きですか?」と問いたいです。 でも、とりあえず VAIO pocket は最初のファームウェアアップデート後でないとちゃんとした評価ができないような気がしています。第一弾のアップデートはタイミング的には早ければ Hi-MD 対応機器やネットワークウォークマンの発売前後の可能性もあるのではないでしょうか(Hi-MD 対応のための SonicStage のアップデートもあるでしょうし)。とりあえずそれまでは VAIO pocket はしばらく使わないでおこうかな・・・と思います。 |
|
Intel から、新チップセット「Intel 925X」「Intel 915」シリーズが発表されました。 PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0622/intel1.htm http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0622/tawada22.htm http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0622/tawada23.htm 新ソケット「LGA775」に対応した Pentium 4 対応チップセットで、コードネーム「Alderwood」「Grantsdale」の名で呼ばれてきた製品。CPU ソケットの変更だけでなく、次世代のバスインタフェース「PCI Express」やストレージインタフェース「SerialATA」、新メモリ規格「DDR II」対応など新技術満載のチップセットになっています。逆に、同時発表された LGA775 Pentium 4 は既存の Prescott コアそのままなので、今回はやはりチップセットによってもたらされる新機能にフォーカスが集中していると見ていいでしょう。これらの新規格は従来の規格(AGP や UltraATA/133、DDR SDRAM)とは下位互換性がないため、技術的世代としてはほぼ刷新となるもの。Intel が「この 10 年間における最も重要な革新の 1 つ」というのも頷けます。 しかし CPU ではどうでしょうか?Pentium 4 そのものは LGA775 に対応して高クロック化が従来より容易にはなったとのことですが、現状ではそれ以上のメリットは無し。年内の 4.0GHz への到達や、将来的な 64bit 拡張への対応といった展望はあるものの、Prescott の次となるコア「Tejas」(コードネーム)がキャンセルになってしまったため、この CPU アーキテクチャ(NetBurst/Pentium 4)自体が 2005 年には終焉を迎えることが明らかになっています。そしてその次に来るのは Pentium M の技術をベースにした CPU コアに Hyper-Threading やデュアルコア技術などが実装されていくことになるため、LGA775 Pentium 4 というプラットフォーム自体の将来性(将来にわたってアップグレードパスが用意されているか)については疑問符を付けざるを得ません。とはいえ、ほとんどのユーザーにとって CPU パワーが有り余っている現状では、プラットフォームのアップグレードパスについて議論する意味もさほどないのかもしれませんが。 今回、デスクトップ向け CPU でもいよいよ「プロセッサ・ナンバ」方式が採用され、Pentium 4 の最高クロック品(3.60GHz)は「Pentium 4 560」といった形で表現されるようになりました。ノート PC 用ハイエンド・プロセッサのプロセッサ・ナンバが 700 番台、デスクトップ用のハイエンドが 500 番台という逆転現象が起きているわけですが、これはデスクトップ用に上記の Pentium M 系アーキテクチャに基づいた CPU が登場するまで続くことになります。Intel 的にはプロセッサ・ファミリが異なるためプロセッサ・ナンバによる単純な比較はできない、と言いたいのでしょうが、やはり最近まで CPU の性能をクロックで判断していたのと同じく、一般ユーザーにとってはプロセッサ・ナンバのみが CPU の性能を測るものさしになるわけで、当分はノート PC の方がスペックが「高そうに見える」状態が続くことになりそうです。 とはいっても、もはや一般ユーザーにとって(むしろ私たちのようにある程度 PC を使い込んできているユーザーの多くにとっても)、プロセッサの性能など一定水準以上あれば事足りる話。PCI Express や SerialATA などの技術も新チップセットによってもたらされはしましたが、PC の内部などほぼ完全にブラックボックスであってもさしたる問題にならない時代になってきたと思います。こんな時代に PC メーカーに求められているのは、「どんなスペックのパーツを組み合わせた PC を作るか」ではなくて、「どんな機能や特徴を持った PC を作るか」だと思います。このことは、今回の Intel の発表に合わせて発表された PC の新製品が BTO/CTO ベンダの製品か大手メーカーの企業向けブランドにほぼ限られていたことや、第 2 章の幕を開けた VAIO が PC という枠を飛び出そうとしていることが、裏付けているのではないでしょうか。個人的には、i925X/i915 での新機能の中で最も注目すべきなのは、PCI Express のバス幅の広さによるデジタル放送録画への適性であると思っているのですが、いかがでしょうか。 しかし、i925X/i915 によってデジタル放送録画への性能的な下地ができ、著作権保護の仕組みが確立されて PC でのデジタル放送録画が可能になってくると(個人的には年内には実現されるだろうと見ています)、PC の機能として「デジタル放送の録画」は当たり前かつ必須の機能となるはずです。そうなれば、デジタル放送の高画質をそのまま楽しめるよう、VAIO 以外の PC でも「テレビ」としての質が求められるようになり、いずれは VAIO type V のようなテレビ画質はコンシューマ向け PC では当然になっていくのではないでしょうか。果たしてそのときに「VAIO」が「VAIO らしさ」を保っているためには何が必要か?「Do VAIO」によってさまざまなメディアが透過的に、かつ AV 機器的に操作できる、というだけでは何かが足りないような気がします。「Do VAIO」自体ももっと進化しなくてはならないと思いますが、それと同時に「Do VAIO」以外のもの――それは最終的には「Do VAIO」の一部として吸収されていくものになるのかもしれませんが――も考えなくてはいけなくなると思います。「Do VAIO」が始まったばかりのこのときに何を言っているんだ、と思われるでしょうが、VAIO の進むべき道として「Do VAIO」の次を考えるべきときは、既に始まっているのかもしれません。 |
|
週末はすっかり更新をサボってしまいました。この週末はイベント目白押しで・・・結局土日はほとんど休めなかったので、月曜からなんだか疲れが溜まっています(-_-;台風の影響で温度や湿度が高かったり風雨がきつかったり・・・ですしね・・・。 土曜日は CYBALION の山岳部で登山に行ってきました。 http://www.cybalion.com/sangaku/sangaku.html 10:00 に奥多摩駅集合でそこから鋸山→大岳山→御嶽山と巡るコースだったんですが、途中でTamaさんが体調を崩し、再起不能(リタイア)/To Be Continued→ な感じで(ぉ 時間が相当押していたこともあり、鋸山山頂を目前にしてロールバックしてしまいました。その後、反省会と称して立川でビールを浴びるように飲み→DADDY というお決まりのコースで次回練習登山でのリベンジを誓いました。 ここで告知!さいばりおん山岳部では参加者を募集しています。応募資格は、夏に富士山に来れること(笑)我こそはという方のご応募をお待ちしています。 日曜は特に筋肉痛も出なかったので、お昼からソニスタのイベントへ。先日から掲載されている「VAIO LIFE Academy」のオープンキャンパスということで、VAIO の購入相談や下取りサービスの案内、ニューモデルの展示などが行われていましたが、どちらかというとプチ「Do VAIO World」という感じでしたね。 http://www.jp.sonystyle.com/Info/information_20040618 場所はソニスタのイベントには珍しく渋谷マークシティの 1F。お台場とも銀座とも違う客層で新鮮でしたが、場所柄か思ったほど人は入っていなかったような・・・ちなみに、加藤ローサさんは来ていませんでした(ぉ 問題になっている例の記事の直後ということもあって、スタッフの方々から口を揃えて「VAIO pocket どうですか?」「iPod mini どうですか?」「酷評してましたね・・・」などなど声をかけられてしまいましたが、展示自体はいたって普通。というかさすがに VAIO のニューモデルは触り飽きました(^^;というわけで、自然と興味の対象はネットワークウォークマン NW-E95/E75 へ。これ、現時点ではソニービルでもお台場でも展示されておらず、今イベントが初公開となっていたのでした。 512MB な NW-E95(左)と 256MB な NW-E75(右)。E75 のレッドとホワイトがなかなか良色だと思いました。E95 のブラックも落ち着いてはいるんですが、NW-E5 のときのクロームメッキみたいな特殊感がないので上位機種を持っている喜びに欠けるところはあるかもしれません。むしろレッドとブラックを買ってニコイチにして 512MB なレッドにしてしまいたいくらい。 E95/E75 と一緒に写っているのはソニスタ限定のケースと PORTER ロゴ入りカラビナ。NW-MS70D/77DR/90D の特典と同系統のものなので目新しさはないですが、まあ、腕につけるのはスタイリッシュではないと思います(笑 E75 レッドの実機を少しだけ触らせてもらいました。 サイズは NW-MS70D とあんまり変わらない感じです。少しだけ E75 の方が大きいかな?より立方体に近いフォルムだからそう感じるのかもしれませんが。 チタン系の金属感が強かった NW-MS70D と違ってアクリルの透明感が夏っぽいモデルだと思います。アクリルパネルの上に SONY ロゴだけシルバーを塗ってある質感もちょっと新鮮で面白いですね。背面にもちゃんと SONY ロゴがシルバーで塗ってあって、シールさえ剥がしてしまえば面をあまり気にせずどこから見てもスタイルが感じられるデザイン上のこだわりはなかなかのものだと思います。 基本的に操作ボタンの数や種類は NW-MS70D と変わりませんが、配置や使い勝手が変更されて MS70D よりも使いやすくなりました。リピート設定がハードウェアボタンからダイレクトに行えるようになった(REPEAT/SOUND ボタンが MS70D では SOUND/AVLS ボタンで、リピート設定はメニューから辿っていかなくてはならなかった)のがけっこう嬉しいです。AVLS よりもリピート機能の方が圧倒的に使うはずなので・・・。 HOLD レバーやボリュームスイッチが小さくなってしまったのは若干の退化だとは思いますが、再生ボタン周りのデザインの秀逸さといったらないですね。直線と円という幾何学図形の配置だけでこれだけ美しい形が構成できてしまうのかーと感心することしきりでした。こういうところのデザインをさせたらやっぱりソニーほどいい仕事をするメーカーもないなと思いますね。MS70D より全体の形状が無機的なのが、私の好みだからなのかもしれませんが。 バッテリスロットと USB コネクタには側面のカバーを開いてアクセスします。この蓋がまた小さくて開けづらいのですが、オプションでも良いのでクレイドルでの充電/転送に対応してほしかったところ。まあ、バッテリが汎用の単四電池なので、いざというときの電池の入手製が良いのは大きなメリットではあるのですが、HDD ほど大量の曲を入れていけるわけでも、メモステで曲の入れ替えができるわけでもないので(ATRAC3plus 48kbps あたりでエンコードすればそれなりには入るでしょうが)マメに SonicStage とのチェックイン/アウトを行わなくてはならないこの製品で、クレイドルが使えないというのはちょっと厳しいのではないでしょうか。 新しいネットワークウォークマン、確かにモノとしての質感はいいと思いますし、NW-MS70D のシリーズで操作系はもう揉まれているので、(クレイドルが付かないこと以外)かなり枯れた使い勝手の良い製品に仕上がっているのではないでしょうか。あとは、アクリルの質感が好みかどうか、ということと、外部メモリ(メモステ Duo)に対応しているかどうかが決め手になる、のですが、512MB の内蔵メモリ(NW-E95)の前には最大でも 128MB しか選べないメモステ Duo にさほど意味があるとも思えませんし。ソニーにも本気でメモステ PRO/Duo を OpenMG 対応させる気があるようにも見えませんし(-_-;とりあえず今メモステ対応ネットワークウォークマンを買うくらいならば、NW-E95 でいいのではないかと。だから、E95 にももう少しカラバリをちょうだいという話なのですが(ぉ ソニースタイルさんならやってくれますよね?とプレッシャーをかけてみるテスト(ぉ まあ、とはいっても時期的に iPod mini の国内投入が徐々に近づいているこのタイミングでシリコンタイプのネットワークオーディオというのは微妙であることには間違いがないと思います。iPod mini の国内発売自体は当初の予定よりもさらに遅れて秋口になるらしい、という話もあるみたいですが、iPod mini だけでなく最近は競合メーカーからも 1.5〜5GB の廉価かつコンパクトな HDD オーディオプレイヤーも登場しつつありますから、そんな中で 256〜512MB 程度しかストレージのないネットワークウォークマンを同価格帯(30,000 前後)で投入するというのも難しい問題なのではないでしょうか? とはいえ、圧倒的なコンパクトさや約 70 時間のバッテリ駆動時間といった点は現在の HDD オーディオプレイヤーには実現困難なポイントです。iPod シリーズの約 8 時間という公称バッテリ駆動時間は個人的にはまだまだまっとうなポータブルプレイヤーのバッテリ駆動時間と呼べないような気がしますし、特に女性なんかだと iPod mini ですらポケットに入れたくないとか、お気に入りのバッグが小さいからあまりかさばるものはイヤだと感じるかもしれません。でも NW-E95 程度のサイズならば、女性の衣類の小さなポケットにも収まる(かつシルエットが崩れにくい)でしょうし、ハンドバッグのちょっとした隙間に放り込んでおくこともできるでしょう。やはり、男性というかヘビーなユーザーから一気に HDD へと傾いていっている現在、コンパクトさを最大のセールスポイントにし得るシリコン系オーディオプレイヤーは女性ユーザーの取り込みに活路を見出す必要があったのではないでしょうか。そう考えると、E95/E75 がこういう質感になった背景には、やはり女性向けを意識したところがあるのではないでしょうか? というわけで新ネットワークウォークマン、けっこう良い製品だと思いました。 まあ NW-MS70D、iPod mini、VAIO pocket が手元にある状況でこの上ネットワークウォークマンを買うということはないので私は買いませんが、こちらとかこちらとかの人は買うようですので、インプレを楽しみにお待ちください(ぉ ・・・で、このイベントの他にも、当日はいくつかイベントの予定がありました。 ・・・が、渋谷でスタッフの人といろいろ話し込んでしまったり、ななちゃんとお昼を食べに行ったりしていたら(※注:ななちゃんはれっきとした男です!)ちょっと遅くなってしまったので、慌てて移動・・・。 その後、有楽町に移動して C-TEC さん経由で申し込んでいた Sony Festa 2004 Summer へ。 このイベント、販売店系のイベントということでソニスタのイベントやソニービルのイベントに比べるとかなーり地味です(^^;年齢層も高めで「電気屋さんのイベント」っぽく、逆に違和感がありましたね・・・とりあえず VAIO の新製品にはもう触り飽きたので(笑)カーナビ XYZ や airboard、NETJUKE など普段あまりよく触れない製品についていろいろ伺ったり意見交換したりしてきました。VAIO や CLIE と比べてこのあたりの製品は直接開発に関わっている方と話す機会が少ないので、興味深いですね。 本当はこのイベントの後に銀座ソニービルで開催中の QUALIA Store 1 周年記念イベントを覗いていろいろホームシアターのお話を伺ってこようと思っていたのですが(イベントではどうやら大手インストーラのスタッフの方が QUALIA Store に来てホームシアターのコンサルティングをしていただけるようです)、Sony Festa 2004 が終わった時点でタイムアウト。夜は夜で旧友との飲みの予定が入っていたため、そのまま新宿へ・・・QUALIA は翌週、改めてですね。 |
|
PSX のニューモデルが発表されました。 ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200406/06-0616/ 製品情報 http://www.psx.sony.co.jp/product/ 新機種の型番は「DESR-7100」および「DESR-5100」。ハードウェアの基本スペックは変わらず、ほぼソフトウェア面のみのアップデートとなりました。ソフトウェアの変更内容は、
新しい GUI は今までの「タテ、ヨコ、タテ、ヨコ」の操作性はそのままながらずいぶん印象が変わりましたね。明るくなりました。しかし、コンテンツのタイトルがやっぱり選択中のものしか表示されずあとはサムネイルのみというのは不親切だと思いますが・・・。 従来の PSX を、この PSX バージョン 2 と同等の機能にアップデートするパッチも 7/15 に公開されます。 アップグレードページ http://www.psx.sony.co.jp/support/upgrade3_01.html PS2 で旧機種が DVD プログレッシブ再生に対応できなかったときみたいにまた裏切られたらどうしようかと思いましたが、これで(分派器が付属しないこと以外は)ほぼ最新版 PSX と同じ機能が使えることになります。3 度目のアップデートで、これでようやく普通のハイブリっd(略 NTT DoCoMo から FeliCa に対応した携帯電話「506iC」シリーズが発表、その中にソニーエリクソン製端末「SO506iC」の姿もありました。 製品情報 http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/service/felica/f/so506ic.html SO505iS+FeliCa ってところでしょうか。まあ 506iC シリーズは発売が早くとも 9 月頃になるらしいという話も聞いたのでもう少し時間がありますが、ちょっと気になります。といっても、携帯電話から JR の「Suica」が利用できる「モバイル Suica」サービスは来年後半ということですから、それまでは FeliCa といってもあまり使いどころがないのかもしれません。当初から電子マネーサービス「Edy」に対応するようなので、am/pm が生活圏にある人は便利かもしれませんが、その程度ですかね・・・他の大手コンビニとか TSUTAYA あたりが採用すれば一気に普及するかもしれませんが・・・。 とりあえず、SO506iC の前に premini かな。一度実機を見てみたいものです。 あまり関係ありませんが、これちょっとオススメ↓ http://www.sonyericsson.co.jp/semcfun/campaign_event/loderunner_cmp/ 懐かしい・・・。 少し興味深いニュースが・・・。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0618/ms.htm もしこれが本当にうまく行っていたら、VAIO は Mac ベースだったのかも!? |
|
皆様、たいへん長らくお待たせいたしました。今日はようやく重い腰を上げ、VAIO pocket のインプレッションをお届けしたいと思います。かなり言いたいことがたくさんあってまとまりきるかどうか自信がないのですが、なんだか掲示板の方ではみなさんのご意見がまとまりつつあるようで(笑)もう私は書かなくてもいっかなーとか思っていますが(ぉ 一度まとめておきたいと思います。今日は久夛良木さんとか夏野さん関係のニュースもあったみたいですが、いいや、明日で(ぉ では、早速・・・。 VAIO pocket が届いてからかれこれ 10 日ほど使ってみました。比較の意味も込めて iPod mini と交互に使っていたのですが、VAIO pocket の直前とはいえ先に iPod mini を使ってしまったのはちょっとまずかったかな?現時点で最も枯れているポータブル HDD オーディオプレイヤーが比較対象になってしまったわけですから。まあ、本体サイズや HDD 容量というポイントはこの際議論しても意味がないので置いておくとして、主にソフトウェア周りの使い勝手についてまとめていきたいと思います。 まずはですね・・・VAIO pocket、ギャップレス再生ができません。Do VAIO World のときは「普通にギャップレス再生できる」みたいな説明を受けていたので期待していたのですが・・・。ギャップレス再生と液晶リモコンが主な購入の決め手となった私的には、この時点ですでに VAIO pocket を購入した意義の半分くらいが失われているわけです(泣)なんか私のお気に入りの CD って軒並み曲間が繋がっているので、ギャップレス再生ができないとかなり辛いんですよね。しかも、単にギャップが空くだけなら iPod だって同じなのですが、ギャップが iPod 以上に長いんですよ(>_<)しかも、どうやらこれ、シャッフル再生したりするとさらにギャップが長くなるんです。 このギャップなんですが、曲のインデックス数に比例して長くなってしまうようです。アルバム内の曲一覧から再生するときよりも、全曲リストから再生するときの方がギャップが長い。例えば全部で 1,000 曲近く入れた私の VAIO pocket では、全曲リストからのシャッフル再生時には曲間が 5〜7 秒も空いてしまって、無音状態のうちになんだか興醒め。掲示板では 7,000 曲入れたら全曲ランダム再生時の曲間が 20 秒以上という話も出ていますが・・・。HDD オーディオの使い方って全曲リスト(やユーザー定義のプレイリスト)の中からジュークボックス的に再生するやり方が一つだと思うのですが、正直言ってこういう使い方をするには VAIO pocket は向かないのではないでしょうか。まあ、省電力化のために曲のデータを一度キャッシュに入れたらあとはディスクの回転を止めてしまっているようなので、その状態から操作したりランダム再生で曲順が飛んだりすると、ディスクの再スピンアップ→シーク→読み取りという処理が発生するため遅くなるのは分かるんですが、だからといって遅すぎでは・・・。 ソフトウェアの動きを見る限り、VAIO pocket はファイルのインデックスの作りがあまりよろしくないらしく、アルバム一覧や曲一覧を表示させるのにいちいち時間がかかります。一応インデックスをキャッシュして二度目以降の表示は多少高速化されるようになっているみたいですが、電源を切るとキャッシュがクリアされてしまうようで、電源投入後はまたインデックスの作り直し(´Д`;)ヾ。しかも、メニューの階層(トップメニュー→アーティスト→アルバムなど)を進んだ時点で BACK ボタンを押すと、カーソルがインデックスの最初に逆戻り。イニシャルがアルファベット順の後半のアーティストとかだと、またいちいちページ送りをして探さないといけないんですね。一応インデックスの逆順表示もできるので、Z から始まるアーティストなんかはまだいいんですが、M とか N とかそういう中途半端な位置のイニシャルのアーティストだともう最悪。カーソル位置の記憶は当然としても、アーティスト一覧の前にアルファベット順の階層(トップメニュー→アーティスト→ABC→アーティスト名→アルバム名、みたいな感じで)がないと、10,000 曲以上入ることを謳っている製品の使い方にはマッチしないのではないかと。 VAIO pocket にはジャケット検索機能もあって、せっかくリッチなグラフィックを持つ製品なんだからメニューベースの検索なんてしないでグラフィカルに操作してください、と言いたげなのですが、このジャケット検索機能もまた・・・確かにジャケットのイメージでアルバムを選択できるのは悪くはないと思いますが、アーティストとかジャンルとかいったカテゴリもナシに全部のアルバム(しかもジャケットが登録されているもののみ)が単純にアルファベット順に表示されるだけ。レコード店でのジャケ買いじゃないんだから、聴きたいという欲求があるからには誰の曲が聴きたい、とかどんなジャンルが聴きたい、とかいった大まかな方向性くらいはあるだろうに、数百枚も登録されるであろうアルバムの一覧から、画像だけで聴きたい作品を選べだなんて、もうあふぉかと・・・(´Д`;)ヾ。 ジャケットの登録機能自体も、曲を再生した状態でトップメニューに戻り、予め VAIO pocket を USB ストレージとして使って PC から転送しておいた画像データをファイルビューワから選択し、画像を表示させて初めて再生中の曲(アルバム)と紐付けができるという難解な仕様。ジャケットのイメージから簡単に・・・と言っている割には、ジャケットの登録方法が簡単じゃありません。しかも SonicStage にもジャケット登録機能はあるのですが、これとも全然リンクしておらず、ユーザーがわざわざ画像を用意してやって、VAIO pocket に転送して、曲と紐付けるという作業が必要になるわけです。こういうしちめんどくさい操作で登録するよりも、PC で予めドラッグ&ドロップで画像を登録した方が全然楽なのですが・・・というか、ソニー独自に CDDB 作ってもいいから CD を PC にセットしただけでタイトルとジャケット画像が登録されて、、それがそのまま VAIO pocket にも転送されるような仕様が理想なのではないかと・・・。 ああ、この画像の紐付けをやっていて思い出しました(←予想通り書き始めたらどんどん出てきたぞ・・・)。このファイルビューワなんですが、曲やアーティスト、アルバム一覧とは違ってカーソル位置がちゃんと記憶されるんです。その代わり、ファイルの表示はアルファベット順ではなく、転送順。しかもソートもできません(´Д`;)ヾ。もうここまできたら意味が分からなさすぎて笑えてきます・・・。 ちなみにこのジャケット画像なんですが、どのくらいのサイズにして転送するのがベストなんでしょうか?最初、やや大きめ(200x200 くらい)で送っていたら自動リサイズがかかってギザギザの画像が表示されていたので、わざわざ VAIO pocket のジャケット画像のピクセル数を数えて(笑)120x120 くらいかな、と思い PC でキレイにリサイズした画像を送ってやったのですが、どうも 120x120 でも微妙にサイズが違うみたいで・・・私はこういう細かいところをやたらと気にする性格なので、誰か私に納得のいくジャケット画像を設定させるために正しいピクセル数を教えてください(笑 そして、リモコン。 本体の G-sense での操作もそれなりにまったりとした操作感なのですが、リモコンはさらにワンテンポ遅れる感じがしますね。本当にリモコン経由だと処理が重くなるのか、単にモノクロ液晶の反応速度が遅くて本体のカラー液晶と比べて遅く感じてしまうだけなのか分かりませんが、使ってみた感覚ではなんとなく前者っぽい雰囲気ですね。 リモコンのボタンの操作性については以前にも触れましたが、斜め方向への当たり判定(ぉ が少ないため誤操作が多かったり、BACK ボタンやボリュームレバーの位置/サイズが微妙だという感想には変わりがありません。そして、リモコンからではシャッフルやリピート、イコライザなどの操作ができないんですね。ウォークマンのリモコンならそれくらい普通にできるのに・・・。 VAIO pocket のセールスポイントである G-sense ですが、実際に使ってみていろいろ気がついてきました。 まず、パッドですが、下のボタン(5×5 のグリッド式ボタン)とつかず離れずの微妙な位置関係にあるらしく、押し込むとパッドがボタンに貼り付いて、手を離すと剥がれるような「ぺりっ」という音が聞こえるのがちょっと気持ち悪いですね・・・ユーザーが一番触れるのがこのパッドなので、ここの触感だけは手を抜かないでほしかったです。 あと、G-sense のクリックボタンなのですが、このボタン自体は座標を持っておらず、単に押された/押されていないのみを検知するようで、例えば一番右下のグリッドに親指を接しておいて、一番左上のグリッドを別の爪先で押し込むと、一番右下のグリッドが押されたものとして認識します(笑)こういう仕様なので、例えば親指の腹の部分でパッドをなぞって指先でグリッドを押そうとしたら、誤認識して隣のグリッドが押されてしまったという間違いが少なくありません。右手で本体を掴んで自然に親指を滑らせて操作する、というよりは、右手で掴んだ状態でありながらも若干爪を立てるような形で持ってやった方が正確に操作ができる感じです。 G-sense の操作性自体は、慣れると確かに使いやすいとは思いますが、この手のデバイスに唯一の最適解がこのインタフェースかというと・・・微妙ですね。まあ、左端のグリッドに触れて操作アイコンを表示させるとタイトルリストの頭数文字が隠れてかなり使いづらくなるとかいった練られてなさもあるのでしょうが(左端にアイコンを表示させたときにはリストのビューは右側に少しずれて表示されるようになればいいのでしょうが)、やっぱりこういうデバイスのインタフェースにはジョグダイヤル+方向キー+αといった携帯電話みたいなインタフェースとか、PSX みたいな方向レバーの方が馴染むでしょうしユーザー的にも慣れている分使いやすいんじゃないかという気がします。G-sense という方式自体、画面を見ながらペンタブレットで絵を描くようなもどかしさがどこかにあるインタフェースだと思うので、全てのユーザーにとって直感的であるとは言い難い側面を持っていると思います。VAIO pocket のために開発されたインタフェース、というよりは、CSL あたりで、研究中の面白そうなインタフェースがあるんだけどどこかで使えないかな?・・・ああ、ちょうど良さそうな製品の企画があるじゃあないか的な勢いを感じます・・・と思っていたら、やっぱりあるじゃないですか(ぉ http://www.csl.sony.co.jp/IL/projects/psense/contents.html 引き続いて SonicStage との連携についてです。 ウチの環境は一番パワーのある自作機が少し古く、USB 2.0 に対応していない(IEEE1394 は使える)ので、VAIO pocket の母艦としてはウチにあるマシンの中で極力新しめのスペックで USB 2.0 に対応していて HDD にそれなりに余裕があるマシンということで、U101/P を使うことにしました(ぉ 仕事マシンはいろんな環境を入れすぎでもう HDD の空きがありませんし、X505 はもともと 20GB しかないですし。 というわけで、U101/P の CPU がちょっと遅い(Banias-Celeron 600A)せいもあるのでしょうが、転送には時間がかかりますね・・・700 曲くらいを一気に転送しようとして、5〜10 分くらい PC の前で待っていてもまだ 1% くらいしか進んでいなかったので、とりあえず寝ました(ぉ SonicStage の転送の遅さはネットワークウォークマンや Net MD で知っているつもりだったのですが、MD やフラッシュメモリデバイスへの転送と違って HDD への転送だからそれなりに速いだろう、と思っていたのがちょっと裏切られた感じですね・・・結局転送時に著作権保護系の処理を挟んでいるから遅い、ということなのでしょうが、これで 20GB いっぱい転送することを考えるとちょっとぞっとします。 それから、ちょっと理解できない仕様。SonicStage は曲の取り込み時、(Windows のシステム的には)アルバム名やアーティスト名ごとのフォルダを作ってそこに ATRAC3 データを作っていくのですが、SonicStage 上でアーティスト名やアルバム名を変更しても、OS 上で認識されているフォルダ名自体は変更されない仕様のようなんです。で、VAIO pocket に転送すると、アーティスト名やアルバム名は ATRAC3 ファイルのタグ情報ではなくてそのフォルダ名から取得するらしく、例えば SonicStage 上で取り込み時にアーティスト名を間違って入力していると、後から SonicStage 上でアーティスト名を修正しても VAIO pocket に転送したときには修正前の間違った名前で転送されてしまうんです(転送後に SonicStage から手作業で修正することは可能)。曲の正しい情報が転送されないなんて、もうあf(略 あと、これは VAIO pocket とは直接関係ないのですが、SonicStage 2.0 でも CDDB(Gracenote CDDB2)が使えました!なんか SonicStage はインストール時のデフォルト設定だと MUSIC NAVI のデータベースしか使えないっぽい?かったのですが、アップデータに含まれているアドインをインストールすることで CDDB が選択できるようになりました。これでようやく iTunes と同じ使い勝手を得ることができました。なんといっても MUSIC NAVI はただでさえ使いづらい上に、英語曲のタイトルが全部カタカナというひどいサービスでしたからね・・・。 ・・・なんか欠点ばかり書いている気がするので、ちょっとここらで持ち上げておきますと(ぉ、音はネットワークウォークマン譲りでけっこう良いですね。ATRAC/ATRAC3 自体の音質が良くないとか好みでないといった議論もどこかにはあるのでしょうが、少なくとも ATRAC3 というフォーマットの登場時からずっと使っていて、一般的な 128kbps MP3 よりはよっぽどマシだと思っている私にとっては、いつものネットワークウォークマンと変わらない音質なので安心して聴いていられます。iTunes で取り込んだ 128kbps AAC なんかよりもよっぽど破綻の少ない音質だと思います。 あと、内蔵バッテリで 20 時間連続再生というのはやっぱり良いですね。片道 1 時間程度の通勤ならば、1 週間は充電なしで過ごすことができます。iPod mini だとなんかすぐにバッテリゲージが減るので毎日充電してやらないと不安でしょうがないですから。この辺は若干サイズを犠牲にしてもそれなりのバッテリを積んだ買いはあるというものです。まあ明るいカラー液晶はけっこう電池を喰いそうなので、ずっと G-sense で操作していたらかなりバッテリの減りは早そうですが、なんだかんだで本体は普段カバンの中ですから・・・。 という感じで、VAIO pocket についてちゃんと誉められるのは音質とバッテリの持ちくらい?かな・・・カラー液晶はさておき、本体サイズや HDD 容量という点では他にも選択肢があるわけですし・・・。その点 iPod なんかはごくごく普通の操作性なんですが、ごく当たり前のことがごく当たり前にできているので使いやすいです(ぉ これでバッテリがもう少し持って iTunes のエンコード品質に文句がなければ完全に iPod に軍配を上げたいところなんですけどね。 ぶっちゃけて言うと、VGF-AP1 のソフトウェアの完成度は低すぎです。おそらく一般ユーザーでも気付くようなまずい仕様がそこかしこに散在しているのですが、曲がりなりにもシステム開発を生業としている者として言わせてもらうならば、現状の VGF-AP1 のソフトウェア仕様は「お客さんに画面の雰囲気を掴んでもらうために画面デザインと画面遷移だけ決めてあとはでたらめの仕様で実装した最初期のプロトタイプ」くらいの品質しかないと思います。ちゃんとソフトウェアの要件を決めずに実装してしまった、失敗プロジェクトのお手本のようなもの(ぉ PSX のときにも同じようなことを感じましたが、いくら VAIO 第 2 章に間に合わせる必要があったとはいえ、このレベルの製品しか仕上がらないスケジュールを立てた開発チームも、このレベルの製品を商品として発売することを許してしまうソニーという会社も、正直どうかしてると思います。ものの「品質」って、組み付けがきっちりしていることとか壊れにくいこととかだけじゃないと思うんですけど・・・それは多少の問題でも人命や根本的な機能に関わることでなければ「不具合」とされないコンシューマ製品でも同じだと思うんですけど・・・。発売後のファームウェアアップデートが可能なことが、製品出荷時の品質の低さの温床になっているのならば、ファームウェアアップデートなんていらないから最初からちゃんとした製品を作ってください。厳しいことを言うようですが、確かに製品の発売スケジュールを守ることや、他の製品と発表時期を合わせてブランドとしてのビジョンを見せることは重要だとは思いますが、そこで「品質」をないがしろにしてしまっては、ブランド全体のイメージ低下にも繋がりかねませんから・・・。 開発チームの方、発売日まで厳しいスケジュールの中でギリギリまでのファームウェアの開発、かなり大変だったことはお察しします。ですが、少なくとも VAIO pocket あもう少し「まとも」な製品になるまで、もう少しがんばってみてはもらえないでしょうか。いや、きっと今頃もまだ夜も寝ずにがんばっているのでしょうが・・・。 |
|
えーっと・・・ VAIO pocket もうちょっと待ってください(>_<)いい加減プレッシャーがきつくなってきたので(ぉ 明日には書きます。きっと。 とりあえず、鮮度が落ちないうちに昨日〜今日のニュースを・・・。 未公表だった VAIO type R の上位機種「VGC-RA70P」「VGC-RA60」シリーズの詳細仕様が公表されました。 http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2004/products_0614_typeR.html http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0614/sony.htm ほぼ予想通りというか、Pentium 4 550(3.40GHz)に i915P Express チップセット、ATI RADEON X600 XT グラフィックアクセラレータを搭載して発売日は 6/19(土)。チップセットとビデオチップは先日の COMPUTEX TAIPEI 2004 で発表されましたが、CPU は未だ正式発表前。新ソケット「LGA775」に対応した初の CPU が搭載されることになりますが、Intel からの発表前にスペックが公開されるというのは異例ですね。発売日はこれまで「今夏発売予定」とされていましたが、7〜8 月にずれ込んでしまうと秋冬モデルまで 2 ヶ月弱の短命モデルということにもなりかねませんでしたから、予想より早く発売されることには歓迎です。スペック的に旧式な RA50 だとちょっとつまらないですからね・・・。 ところでソニスタで最大構成に TUNE したら \1,038,750 ってネタですよね?(ぉ まあそれでもホンモノの TYPE-R の一番安い構成の半額以下にすぎませんが(笑 ネットワークウォークマンの新機種「NW-E95」「NW-E75」が発表されています。 http://www.jp.sonystyle.com/Product/Paudi/Nw-e95_75/ http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040615/sony.htm 3 月に欧州で発表されていたものですね(ヨーロッパ向けモデルは NW-E75 および E55)。メモリ容量 512MB のモデルが用意されたあたりが日本市場向けという感じです。 基本的に現行の NW-MS77DR に準ずるスペック、というかある意味メモステ Duo スロットを省いてデザインを変更したようなもの、と言っていいかもしれません。とはいえ、単四電池に対応していてバッテリの入手性が良い(NW-MS77DR はユーザーによる電池交換不可でしたし)ことや、電池 1 本で 60〜70 時間の連続再生が可能だったりするあたりは他機種にはないアドバンテージではあると思います。 しかし、価格が NW-E95 で \41,000 前後、NW-E75 で \31,000 前後というのはちょっと厳しいのでは・・・ちょうど東芝が gigabeat のニューモデルを発表しましたが、iPod mini を強く意識した 5GB モデルが用意されているあたり、今年のポータブルオーディオのトレンドは 4GB 前後の容量で \30,000 前後の HDD オーディオだと思うのですが。1inch HDD 搭載製品ならば MD ウォークマンを持ち歩くよりも(何枚かのディスクを持ち歩くことを考慮すれば)コンパクトに収まりますし。そろそろ本気で HDD ウォークマンの製品化をお願いしたいところです。えっと、この際 VAIO pocket の話はしない方向で(ぉ ところでウォークマンが 7/1 で誕生 25 周年を迎えるそうですね。 http://www.jp.sonystyle.com/Avselection/25thAnniversary/ よく考えれば私が 2 歳になった頃から「ウォークマン」という製品は存在していて、今まで長い時間をかけてその地位と歴史を築いてきたんですね。自分の人生と重ね合わせて考えると、確かに感慨深いものがあります。そういえば、何度か限定ウォークマンに憧れたことがありましたっけ・・・そんな歴史を振り返るのに最適なサイトがこちら、ウォークマン道。 http://www.asahi-net.or.jp/~an4t-tkns/taro/walkman/walkman.htm このウォークマン 25 周年という年に「ウォークマン」というポータブルオーディオの代名詞を脅かす存在として iPod が勢いを増してきていたり、ウォークマン特許訴訟でソニーがポータブルオーディオの「発明者」と言われる人物に和解金を支払っていた事実が明らかになったことも、ウォークマンという製品の長い歴史の 1 ページに刻まれるべき出来事なのかもしれません。 節目の年といえばやはり気になるのが記念モデルの存在。ウォークマン 20 周年記念兼 CD ウォークマン 15 周年記念モデルな「D-E01」や MD 10 周年記念モデルな「MZ-E10」などウォークマン(に、限りませんが)の記念モデルにはつい手を出してしまういつもの私ですが、今回は記念モデルと位置づけられた製品がなく、新製品も上のネットワークウォークマンと Hi-MD のみ・・・しかも、Hi-MD に至っては今月発売予定だったのが延期されてこの時期になったわけですからね(笑)当分 Hi-MD には手を出すつもりもありませんし、今回は、パスかな・・・。 ウォークマンの誕生日は 7/1 ということですが、これって VAIO の誕生日と同じなんですよね。そういえば、「VAIO chronicle」の発売予定からそろそろ二年が経過しようとしていますが・・・まだですか?(ぉ |
|
この週末は、購入後一週間が経過した VAIO pocket についていろいろ書いてみようと思ったのですが、書くことをまとめていたらけっこうな分量になってしまうことが判明したので(笑)ちょっと改めてまとめてみたいと思います(引っ張るな・・・)。というわけで今日はちょっと別の話題を。 先日ですね、CLIE を修理に出したんですよ。というのも、カバンごと電車の網棚に置いておいたら揺れた拍子に CLIE だけが落下・・・気付いたら CF スロットがバカになっていてちゃんと開閉できなくなっていました(>_<)しかも、AH-H403C を挿しっぱなしのまま落としてしまったので、カードにもショックがかかってガワがちょっと歪んでしまったし・・・。 というわけで CLIE を修理に出したところ、ギリギリ保証期間内だったので無償修理してもらえて、土曜日に戻ってきたのですが、AH-H403C の方はどうしようかと。一応動作に支障はないんですが、明らかに CF カードの裏面が曲がってしまってるんですね(;;)で、思い出したんですが、実はこの週末あたりで AH-H403C に機種変更してからちょうど 10 ヶ月近く経っていたんですよ。これはそろそろまた機種変しろという天の声かな・・・と思い立ち、AH-S405C に買い換えようかと思ったんですね。 でも、AirH" を最も使っている環境は CLIE なので、NX80V は確か AH-S405C に対応していなかったはずだし・・・と思って念のため調べてみたら、4 月に対応版ドライバが出ているではありませんか。 http://www.sony.jp/CLIE/info/20040416.html http://www.sii.co.jp/mc/mc_card/ahs405c/download.html 対応していないならばビックのポイントもあることだし PEG-TH55+CF カードアダプタでも買ってしまうかなーとすら思っていたのですが、NX80V が対応しているとあってはそりゃもうすかさず機種変更しに行きましたよ(笑)川崎ヨドバシで \6,000 くらいだったかな(機種変更手数料別)。 というわけで、AH-S405C。通信カードの老舗 SII 製。ここのカード使うのって MC-P210/TD 以来 3 年ぶりですが、やっぱりここのカードがいちばん信頼感がありますね。 今まで使ってきたカードと違って CF Type I なので薄いです。消費電力も今までの AirH" Card の中で最低ではないでしょうか?モバイラーには嬉しい仕様。カードは樹脂製(裏面は金属製)ですがブラックなのでカッコイイです。けっこう気に入りました。 アンテナ部分の出っ張りは AH-H403C とほぼ同じ。H403C の方が出っ張っていないように見えますが、これは単にアンテナが無くなっているだけなので_| ̄|○ まあ S405C の方はアンテナがそう簡単に取れなさそうなので安心ですね(ぉ というか買った翌日にアンテナが無くなるような仕様はどうなのかと・・・。 PC に挿すとこんな感じになります。やっぱり出っ張り部も薄いので、X505 で使うと余計に薄さが際立ちますね。LED も見やすいです。CLIE の方でもドライバをインストールしたらごくあっさり認識しました。 使い勝手の方はまあ、今までの H403C とサービス内容が変わっていないので特に目新しいこともないんですが、H403C よりもやっぱり少し安定感がある気がします。いや、実際まだあまり使い込んでいないので単に SII だから安定しているに違いないと思いこんでいるだけなのかもしれませんが(笑)でも気分的に違うだけでもストレスはある程度減るんじゃないでしょうか?少なくとも私は本多エレクトロンは買って翌日にアンテナが無くなって以来、感度が悪くても「これだから本多エレクトロンは・・・」と思ってしまいがちでしたが、S405C なら「SII でも繋がらないんじゃしょうがないか」と諦めもつく気がします(ぉ 最近 DDI pocket といえばカーライルと京セラに買収されるニュースが流れたこともありますが、やはり Opera が搭載された AH-K3001V、通称「京ポン」が話題になっていますよね(関係ないですが、「京ポン」で検索したら AH-K3001V が一番にヒットする Google 恐るべし)。本当はこの京ポンにしようかな、とも思っていたのですが、今さら通信するときにいちいち USB ケーブルを繋いで PC の他に電話は手で持って・・・みたいな煩わしいことをしたくなかったので、やっぱりここはもうカードタイプだろうと。CLIE を TH55 に買い換えるというのも(PHS とは関係なく)ちょっと魅力的でしたが、どうせ通信がメインになることだし外付けアダプタをつけるくらいなら本体が多少厚くなっても CF スロット内蔵の方がいいや、ということで修理上がりの NX80V をまだしばらく使ってやることにしました。個人的にはカメラは要らないので、CF スロット内蔵であまり分厚くない TH55 みたいな機種があれば買い換えたいんですけどね。秋冬のモデルチェンジではそういう機種、出ないですかね・・・。 |
|
ソニーから液晶ディスプレイの新製品。 PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0609/sony.htm デザインにこだわった「クリアブラック液晶」SDM-HS94PB(19 インチ)・SDM-HS74PB・HS74PS(17 インチ)、オフィスユースを意識した狭額縁モデル SDM-S94H(19 インチ)、SDM-S74H・S74B(17 インチ)、23 インチ WUXGA(1,920x1,200)な SDM-P234B。今までのソニー製液晶ディスプレイは DVI 接続に対応した「HX シリーズ(デザイン重視モデル)」「X シリーズ(オフィスモデル)」とアナログ接続のみの「HS シリーズ(デザイン重視モデル)」「S シリーズ(オフィスモデル)」という位置づけでしたが、今回から DVI 接続対応が標準になりました。もはや DVI 接続は当たり前で、コスト的なインパクトもかなり小さくなってきた証拠でしょうね。個人的には、以前のシリーズでは DVI 接続なぶん HX シリーズに興味があったもののデザインは HS シリーズの方が好みという感じのジレンマがありましたが、HS ディスプレイのデザインで DVI 接続という製品がついに出たというのが嬉しいです(ただし、HX で内蔵されていたスピーカがなくなりました)。額縁の厚ささえ気にならなければデザインがかなり良いので強力にオススメしたいディスプレイかも。 ただ私的に今最もアツい単品ディスプレイは 20 インチ UXGA で 12 万円前後の DELL 2001FP のような製品なのですが・・・出す気ないのかな。解像度が微妙な 19 インチよりも絶対売れると思うのですが・・・。 仕事の方がまた飽和し始めました。VAIO pocket の記事は書くつもりはあってネタのメモ書き程度は書き溜めているのですが、まとめるにはどうも時間と体力が・・・。Web 上には既に出版社/個人を問わず様々な記事が上がり始めていますが、とりあえず例によって小寺氏の記事をご紹介しておきます・・・。 ITmedia の記事 http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0406/07/news003.html AV Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040609/zooma157.htm |
|
そんなわけで・・・今日はまず簡単に「VAIO pocket」VGF-AP1 のインプレです。まだあまり使えていないので、数日かけてぼちぼち書いていきたいと思います。通勤中にいじってみようと思っていたのですが、今日は運良く行きも帰りも座れてしまったので、音楽かけながらつい居眠りしてしまいいじれませんでした(^^; http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGF-AP1/ 今回も例によって Sony Style で購入。税込 \52,500 也。あ、以前「ショッピング・パレット」の利用でもらったお買い物クーポンを使ったので実際には数百円安くなってますが。 VAIO pocket のオーバービューという意味では「Do VAIO World 2004」のときのレポートでまとめたとおりなので、今さら繰り返しになることは書きません。まあ、ハードウェアに関してはイベントのときから感想が変わっているわけでもないので、気になる方は改めてイベントレポートをご参照ください。 ストラップは先述のイベントでもらってきた Sony Style ロゴ入りストラップ。悪くはないんですがあまり高級感のあるものでもないのでいずれ交換する予定。 まずですね・・・開梱してクレイドルに本体を挿した時点で、欠陥発見。スタンドの脚を倒したときにストッパーがちゃんと固定されないため脚がグラグラしています。写真でもはっきり分かるとおりゴム足が宙に浮いています(笑)でもって、重心が高くなるのでちょっとしたことで後ろに倒れてしまいます。まともに自立できないスタンドなんて、意味ない・・・明らかに設計ミスではないでしょうか、これ・・・。 クレイドルの背面にも、部分的にではあるものの鉄板がみえみえなのがビミョー。ソニー製品ならばこういうところはちゃんと樹脂カバーで覆っているものですが・・・なんか箱から本体とクレイドルを取り出しただけで軽く萎えてしまったのですが、AC アダプタにはちゃんと「VAIO」ロゴが入っているという変なところにこだわった仕様になっています。AC アダプタに VAIO ロゴが入っていることは、VAIO ブランドの非 PC 製品の象徴的な部分であると思いますが、それ以上にクレイドルが・・・_| ̄|○ さすがにクレイドルが立たない問題はファームウェアアップデートじゃ解決しませんからね・・・(ぉ 電源ボタンと HOLD ボタンを兼ねたスイッチは最近の CLIE と同じつくりです。電源と HOLD が同じスイッチの逆向きについているので、HOLD をオフにしようとして勢い余って電源まで入ってしまう、なんてことがないか心配になるでしょうが、試してみたところ HOLD オフ時に行きすぎてしまっても電源オフにはならない(電源スイッチは改めて押し直さなければ入力されない)仕様になっているようです。これなら間違うことも少ないかと。 心配していたファームウェアは 5/27(木)バージョン(バージョン 1.0 の 5/27 の 2 回目のビルド、という見方をするらしい)のもよう。販売開始が 6/5(土)だから Flash ROM 焼き→梱包→出荷のスケジュールから察するにかなりギリギリまで開発していたことになります、っていうかまだ完成版と言えるかどうかも怪しいレベルだと思うのですが(笑 使い勝手(ジャケット写真の設定とか)やレスポンスの面でまだまだ改善の余地はあると思うので、今後ファームウェアアップデータが配布される可能性はあるんじゃないでしょうか。いや、してください(ぉ リモコンは VAIO のロゴが入っているものの質感はさほど高くなく、あまりソニーのポータブルプレイヤーのリモコンらしくないですね。使い勝手を上げるために 3 行表示の液晶になっているのは良いのですが、操作ボタンがあまり練られていない感じです。垂直に押し込むと再生・停止(左側)/決定(右側)、斜めに押し込むと送り・戻し(左側)/上・下(右側)となっているのですが、ボタンが小さいせいか早送りしたいのに再生停止してしまっていることがよくあります。BACK ボタンの位置やボリュームレバーの大きさ・位置・形状などもう少しユーザビリティの検証をちゃんとやって作ってほしいと思いました。 まあポータブル HDD プレイヤーでまともな液晶リモコンがついた製品ってまずないのでそういう意味では健闘している方なのかもしれませんが、ポータブルオーディオの代名詞とも言えるメーカーの製品がこれじゃ・・・と思います。ちなみにリモコンからの操作では本体での操作よりもレスポンスがワンテンポ遅い感じ。 やっぱりみんな気になっているであろう iPod の比較・・・といきたいところですが、スタンダード版を持っていないので mini との比較。 かたや 1inch 4GB、かたや 1.8inch 20GB なので直接比較対象にすべきものでもないのですが、やっぱり一回り以上違いますね。本体の厚みは VAIO pocket と iPod 40GB で同じくらいといったところでしょうか。液晶も 1.67inch モノクロと 2.2inch フルカラーでは情報量が違います。楽曲やアーティスト、アルバムを一覧表示したときの見通しも VAIO pocket の方が良いように感じてしまいます。 この画面は・・・(ぉ 充電中の表示とはいえもう少し考えてもいいんじゃないでしょうか(笑)なんか開発中にダミーとして iPod の充電画面を真似ておいて製品版ではもう少し凝ったグラフィックにしようとしていたのが、結局時間がなくてそのまま正式版としてリリースしてしまったんじゃないかとか考えてしまいます(^^; とりあえずハードウェアに関してはこんなところ。 使い勝手や音、iPod mini との比較は明日以降やっていきたいと思います。 |
|
そんなわけで結局買ってしまった「VAIO pocket」。今日はこのネタで行こうかと思っていたんですが、昨日届いた時間が遅かったのとまだあまりいじれていない(楽曲データの準備の方に時間がかかってしまってまだ本体の方をじっくりと触れていない)ので、VAIO pocket に関しては明日以降通勤に使ってみた感触も含めてレポートしてみたいと思います。iPod mini との比較は・・・やっぱり一長一短という感じですかね。扱いやすさという点で iPod mini の方が若干優勢な気もしていますが。 昨日は午前中に VAIO pocket を受け取れたらそのまま出かけようと思っていたのに佐川急便が来たのが夜だったので、荷物を待っていたら何もできませんでした(>_<)実は別便でマウスの方が先に発送され、再配達待ちになっていたので土曜 AM に再配達指定しておけば間違いなく VAIO pocket も届くだろうと思っていたのですが、何故か両方とも夜まで届かずというかあまりに遅いので佐川に電話してしまいました・・・前にも一度再配達受付(電話による音声自動応答)がちゃんと入っていなかったことがあるんですよね。配達のおじさん曰く「ときどきあるんですよね・・・」ということだったんですが本当にそれで良いのか!>佐川。やったとおりにならないようなシステムなんて、意味ない・・・。 通販をよく利用する生活を送っていると感じるのですが、週末にこういう受け取りがあって時間を拘留されるのってあまり良くないですよね。配達時間指定は可能といえば可能ですが、業者によっては午前・午後・夜間くらいの括りでしか指定できないところもありますし。1 時間くらいの幅で指定できるともっと便利なんですが、やっぱり究極は TSUTAYA や 7dream.com のような指定店受け取りですよね・・・ソニスタもお願いですから最寄りのメディアージュ(ぉ で受け取れるようにしてください。 というわけで今日は一緒に届いたマウス「PCGA-UMS3/D」の方について書いてみたいと思います。 http://www.jp.sonystyle.com/Qnavi/Detail/PCGA-UMS3_D.html 「VAIO type E」オレンジモデル購入者優先で販売が開始された「PCGA-UMS3/D」ですが、今月初頭から一般向けにも販売が開始されました。VAIO type E のオレンジがとても気に入ってしまった私は、せめてマウスだけでもと思いすかさず購入。UMS3 はこのマウスの形自体がかなり気に入っているので、今回の限定オレンジはお気に入りづくしでかなりイイ感じです。 なんか昨日の写真を見て私が VAIO type E を買ったと勘違いしている方がけっこういたようなのですが(笑)残念ながらマウスのみです。type E 自体はかなり良いマシンなのですが、私的には画面解像度が低くて GA も弱く、オレンジモデルで Giga Pocket が選択できないのがネックですね。デザインだけなら type A よりも欲しいんですけど。 このマウス自体は既に何度もご紹介しているものなので取り立てて目新しいことはありませんが、この色ですよ。VAIO type E と同じく、派手すぎずくすみすぎない微妙なオレンジ。メタリックなオレンジって変に濁った色になりがちですが、このオレンジは絶妙なオレンジだと思います。どれくらい絶妙かというと、加藤ローサさんによく似合いそうなくらい(ぉ ボディはオレンジ色の外装以外はブラックモデルと共通のようです。クリック感もブラックと同様で、SS RED のクリック感とは違っていますね。SS RED のクリック感の方が好きなので、ちょっと古いロットの UMS3(標準モデル)を探してきて中身入れ替えようかなあ・・・。 他のカラーと同様、底面までちゃんとオレンジ。やっぱり他メーカーのマウスと違って底までちゃんとデザインの一部と考えているのがこのマウスの醍醐味だと思います。まあ、逆に言ってしまえばデザインを除けば特に高機能なわけではなく、クリック感にひたすらこだわったというわけでもない、デザインが良いだけのマウスなのかもしれないですが。個人的には多ボタンマウスはあまり好きではないので良いんですが、それでもここまでシンプルなマウスに \4,704 というのはやっぱり高いような気もします。 とりあえず、私が持っている PCGA-UMS3/R [SS RED](販売終了)、PCGA-UMS3/B と並べてみました。 同じマウスなのにカラーリングだけでここまで印象が変わってしまうものですね。SS RED はスピード感ある色、ブラックは落ち着いた感じなのに、オレンジはとたんに爽やかな明るいイメージになりますね。SS RED が一番好きなのに変わりはないのですが、このオレンジもだいぶ気に入りました。 外装はカラーが違うだけでなく、表面の処理もそれぞれ違っています。滑らかで高級感のある SS RED、完全にツヤを消してマットな質感のブラック。オレンジはその中間くらいで、ツヤ消しではあるもののすべすべしています。 あーなんかこうカラバリ揃えてしまうとまだ買ってないシルバーとパープルもコンプしなくてはならないような気がしてきてしまったんですけど・・・(汗 |
|
な、なんだこれはっ |
|
ソニーが欧米での CLIE の段階的な撤退を表明しました。 PC Watch の記事 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0602/sony.htm ITmedia の記事 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0406/02/news020.html 噂自体は数週間前からあったようですが、私としてはまさに寝耳に水。ちょっとびっくりしました。PDA 市場自体日本よりも欧米の方が裾野が広いですし、CLIE 自体も一部モデルはまず米国で発売してから日本に逆輸入されるケースもあったくらいなので、まさか撤退とは。 しかし昨今の PDA 市場のシュリンク、そして Symbian OS や Palm OS を搭載した「スマートフォン」の人気によって単体としての PDA に対する注目が(欧米で)薄まってきていたのも事実なんですよね。Palm OS 陣営ではソニー以外は Tungsten シリーズや Treo のようないわゆる「スマートフォン」端末が主力となっていますから、そんななかで単体で通信機能(WAN)を備えない PDA という製品自体がもう強い商品力を持たなくなった、ということが言えそうです。欧米では独自にスマートフォン路線を敷くソニーエリクソンの戦略とも矛盾しますし、ここで欧米向けには Palm OS 6 ではなく Symbian を搭載したソニエリのスマートフォンを、という事業の選択と集中が行われたのも無理もないことかと思います。逆に、CLIE の方向からスマートフォンを開発しようにも、欧米と日本とで方式が異なるため、開発リソースが分散してしまいますからね。 国内市場では CLIE は今まで同様新製品開発・発売は継続されるとのことですが、今回のことである程度将来の方向性は決まってくるのではないか、と思います。日本では PDA 一体型の携帯電話はほとんど存在しませんが、それは日本の携帯電話市場固有の「インセンティブモデル」が存在するため。端末を安価に売ってそのコストを通信料金で回収するというビジネスモデルが根付いてしまっているので、通信機能を使う(パケット料金が課金できる)コンテンツのダウンロードや写真の送受信といったアプリはともかく、通信機能を全く利用しない PDA 的なアプリケーションは、日本国内の携帯電話では発展し得ないのです。しかしそこは PDA の独壇場というか、CLIE には「CLIE Organizer」という強力な PIM アプリケーションが存在します(逆に言えばつい最近「CLIE Organizer」が開発されて初めて、CLIE 自信も魅力的な PIM アプリケーションを得られたわけなのですが)。逆に、音楽やムービーの再生機能は一応携帯電話にもついていますし、より長時間・高画質の動画をということであればメモリースティックしか使えない CLIE ではなく HDD 系デバイスの方が向いていますし、年末には PSP だって来きます。テキストや Web といった様々なメディアビューワの一環として音楽や動画を再生できる、という位置付けであるならともかく、音楽や動画再生に主眼を置いたまさに「パーソナル・エンタテインメント・オーガナイザー」を CLIE の本質にしていくのは、現在の携帯情報端末の勢力図を見る限り難しいのではないかと思います。確かに専用機に比べれば PDA の方が幾分柔軟性があるため、将来的に登場するフォーマットにも対応しやすいとは思いますが、そういうのは少し上のフォームファクタに VAIO type U のような製品が出てきてしまいますしね。こういうことを踏まえると、個人的には CLIE の今後進む先はやはり「手帳」を核としたものになるのではないかと思うのですよ。 しかし、「手帳」が CLIE の目指す先だとすると、果たして「CLIE」の本質とはなんだろう?ということになります。確かに「CLIE Organizer」は良く出来たアプリだとは思いますが、果たして単なる高機能な電子手帳を作っていくことが「CLIE らしい」と言えるかというと、答えは No だと思います(個人的にはカメラや音楽再生機能がゴテゴテついた重い PDA よりはシンプルな PEG-TH55 のような機種の方が好みですが)。となると、CLIE もそろそろ VAIO と同じように「CLIE というものは何か?」を再び自ら問う必要が出てくるのではないでしょうか?今シーズンの CLIE の新製品はどうやらスキップされ、PEG-NX シリーズの後継も登場しないということのようですが、この欧米市場からの撤退を機に、そして充電期間を置いた上で「CLIE」を再定義するような製品がいずれ登場するのではないか、と考えています。 |
|
6 月ですねー。忙しくしていたら今年もあっという間に半分近く来てしまっているわけです。誕生月だー。 最近やたらと耳にするようになった著作権法改正に伴う「輸入 CD 規制」問題ですが、この二、三日中に可決される見通しだとか。 http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0406/01/news087.html HMV やタワーレコードが声明を発表したことでも話題になりましたが、普段聴く音楽のほとんどが洋楽な私にとっても本件は死活問題です。といっても私はどちらかというと国内盤を購入することの方が多いのですが(対訳や解説付きライナーノーツが欲しい、というよりも、輸入盤は英語の歌詞カード自体入っていないことが少なくないことが理由です)、それでもどうしてもマイナーなアーティストの作品は輸入盤しか存在しないこともあるので、やっぱり輸入 CD がなくなってしまったら困るなあ。まあ、本法改正は「輸入 CD そのものをなくす」ことはしない方針だそうですが、実際に影響が全くないということはないと思っているので。少なくともユーザーに不便を強いることがないようにしてもらいたいものです。国内のデジタルコンテンツの DRM の厳しさを見ていても思うのですが、最近は著作権保護を強化しようとするととかくユーザーにしわ寄せがくることが多くなっている気がします。私も著作者の端くれとして著作権管理の重要性は認めますが、過度の著作権管理は却って自分たちの首を絞めることになるということに、気づかないのでしょうかね。 というわけで、その著作権管理の緩い iPod mini の話題、三日目です(笑 ここは iPod のサイトでも Apple のサイトでもなく VAIO のサイトなので今日あたりでそろそろやめておきますが(ぉ、今日はコレを送ってくれた友人が自分の iPod(40GB)との比較写真を送ってくれたので、載せてみます。 いやー、比べてしまうと mini はやっぱりオモチャですね(笑)決して mini の作りが安っぽいとは言いませんが、細かいところの処理だったり素材感に差があります。mini の方がサイズ的にも質感的にも価格的にもお気軽感があるので、もう一年くらいで使い切ってしまうくらいのつもりでガシガシ使い込んでやっていい感じです。少なくとも、同価格帯のライバル製品よりは圧倒的に質感もデザインも優れていますし。 本体サイズは、高さは iPod とそれほど大きくは違わないものの、横幅が大きく減っていて掴みやすくなっています。これをそのまま鷲掴みにしてジョギングしたり、ジムで汗を流すというのがアメリカっぽいスタイルなのでしょうか?少なくとも、今の iPod のポスターや CM って「iPod を片手に頭や腕をシェイクシェイク!」という感じですが、そういう楽しみ方をするなら mini の方が持ちやすいと思います。 本体の厚みは iPod 40GB と比べてしまうとさすがに 1.5 倍くらい違いますが、やや薄い 20GB 以下のモデルと比較すると大差ない感じです(若干 mini の方が薄い)。Apple Store で比べてみたところ薄さの違いは大して実感できませんでしたが、幅・高さが減っていることもあって iPod よりはスーツやシャツの胸ポケットへの収まりが良いですね。 そうそう iTunes のビュー表示なのですが、ウィンドウ右上にある「ブラウズ」ボタンで表示されるジャンルでリストできることが分かりました。あんな目立つところにあるのに気付かないとはあなたの目は節穴ですか?>自分 しかし、主要なボタンはついつい左上から探してしまうのが Windows ユーザーだと思いますが、Apple というか Mac って右上からアイコンが並んでいるのでした(>_<) そういえば、mini を買ってみてこの製品は私が iPod をずっと買わなかった二つの理由をクリアしていないことに気づきました(笑 それは、リモコンが液晶化されることと、音楽のギャップレス再生。 リモコンに関しては、先日 Apple Store で買ってこようかとも思ったのですが、もともと iPod 用にデザインされていて mini にはデザインがあまり合わないのと、リモコンを使ってしまうとそこらの iPod ユーザーの人たちと同じになってしまってツマラナイから(笑)せっかく mini を使っているのに、リモコンのせいですれ違う人に「あ、この人も iPod 使ってるのか」と思われるのは癪じゃないですか(ぉ というわけで、本体で直接操作しています。 ギャップレス再生については・・・mini でも解決に至っていないですね。ほんの一瞬ではありますが、途切れます。私の手持ちの CD って曲間がかぶっている曲が少なくないので、そこで一瞬でも途切れてしまうと一瞬にして意識が現実に引き戻されるのがイヤなんですよね。でも、それ以上にお気に入りの音楽を大量に持ち運べることの利便性の方が大きいですが・・・。 ともあれ iPod mini はけっこう気に入って、これから当面の携帯音楽プレイヤーはこれを中心にしていこうと思っているのですが、やはり、液晶リモコンとギャップレス再生に対応した理想的な製品が出ないかな・・・とは思ってしまいますね。うーん、難しい・・・。 |
My Diary Version 1.21 [ 管理者:Brown Sugar 著作:じゃわ ] |