VAIO Column |
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Sony Style にて、MD/NetMD ウォークマン 10th Anniersary モデル「MZ-E10」「MZ-N10」の先行予約が明日始まる模様。 http://www.jp.sonystyle.com/Special/Sms/ とりあえず私はポイントを考慮して量販店で購入予定だったんですが、ソニスタの購入特典は・・・ふむふむ・・・、
あと、ポータブルプレイヤー関係でもう一点。以前からちょっと気になっていた、iRiver 製ポータブル MP3 プレイヤーの新製品が正式発表されています。 iRiver iFP-180T http://www.iriverjapan.com/newsR.php?article_num=4 AV Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20021030/iriver1.htm デザインも使い勝手もそこそこ良さそうで、なによりコンパクトで軽い(本体のみで 33g、電池を入れても約 45g にすぎない!)のがかなり魅力。iRiver 製品の完成度の高さは「SlimX」の人気なんかを見ても折り紙付きのようですし、期待が持てます。何より安い(実売 \20,000 前後)ですし。MP3 プレイヤーといえば最近は HDD 内蔵のものが脚光を浴びているところですが、この iFP-180T はフラッシュメモリ内蔵タイプの決定版といった感じですね。実によさげ。 ただ、今時 USB 1.1 なんですよね。新しい USB メモステリーダ並みの速度が出るならいいんだけど、どうせなら IEEE1394 なり USB 2.0 なりに対応してほしかった気がします。 私としては NW-MS70D まで出揃ってみないと・・・と思っているので、一通り評価まで出揃ってきた時点で、MS70D、iFP-180T、iPod のうちのどれかを買おうと思ってます(って、比較する製品の方向性バラバラですね)。それまでは MZ-E10 使い倒しかなあ。 |
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昨日の続きです。 ・・・でも、大切なのはただ「繋がること」だけなのでしょうか? 無線 LAN が急速に普及して、自宅に何らかのネットワークを構築している家庭も少なくなくなってきましたが、案外、家族それぞれがルータという玄関で顔を合わせるだけの使い方をしているに過ぎないような気がします。それって、「家庭内 LAN」といっても単にケーブルが繋がってるだけですよね。 ソニーは、i.LINK、メモリースティック、無線 LAN、Bluetooth、その他様々な手段を用いて様々な機器を「繋げる」ことを先駆けて進め、他メーカーを引っ張ってきましたが、そろそろそれぞれの物理、情報を「繋げる」ことはできてきたと思います。次は、それを繋げて、本当に何がしたいのか?ということが重要になってくるはずです。つまり、「繋ぐ」という行為が、それぞれの機器間の「関係」や、それを使う人間の「関係」を繋ぐというフェーズに移ってきているのではないでしょうか。 ネットワークの使い方って、大きく分けて三通りあると思うんです。 一つは、一対一でやりとりする P2P(Peer to Peer) のネットワーク。 二つめは、一箇所にあるものをそれぞれが引っ張り出してくる、ダウンストリームの通信。 そして三つめは、自分が持っているものをみんなのところに持ち出す、上り方向のデータストリーム。 ネットワーク的に厳密にいうとややこしくなるので、ここではそのネットワークのユーザー同士の「関係」という点に絞って言うと、掻い摘んで 1→1、1→多、多→1 という関係になると思います。 「ホームネットワーク」を進める上で、これらのうちどの使い方を重視するのか?によって、同じ製品でも最終的に家庭にもたらす結果はかなり違うものになると思うんです。 例えば、「ホームサーバ」。 リビングに、「ホームサーバ」を導入します。家族が、それぞれの部屋に入っていって、それぞれの部屋から「ホームサーバ」内の AV ファイルにアクセスする。「VAIO Media」でそれぞれの VAIO からそれぞれの VAIO のデータにアクセスできて、どの部屋からも使える・・・という語り口では、家族のそれぞれが自分の部屋に入っていく傾向を助長するだけのような気がするんです。そういう生活は、確かに便利ではあるけれど、それってなんかあんまり幸せじゃないですよね。 逆に、リビングには PC を置かないことにします。その代わり、大きな PDP に「ルームリンク」だけが接続されています。各人の部屋にはそれぞれ「VAIO Media」の入った VAIO があって、無線 LAN 経由で自由にお互いの AV ファイルを観ることができるけど、週に何度かは、リビングルームに家族が集まってきて、「ルームリンク」経由で家族旅行の写真やムービーを眺めたり、みんなで DVD の鑑賞会をしたりする。みんなでひとつの画面を見つめて、笑顔になれる。そっちの方が、なんか「幸せっぽい」よね。 そういうあり方を作ろうとするのって、今の 20 代〜30 代前半の「主に VAIO がターゲットとしているユーザー層」ではなくて、もう少し上の世代の、家庭を持った「おとうさん」なのではないでしょうか?リビングにみんなを集めて、団欒しようというのは。それに、趣味趣向とか財政的な面から言っても、家庭内の AV/IT インフラを構築するのって、けっこう「おとうさん」の役目であるところが大きいと思うんですよ。「CoCoon」はどちらかというと家電の方向性だから、「ルームリンク」はちょっとレベルの高い、でもこういうのを使いこなせる「かっこいいおとうさん」が主なユーザーになり得るのではないでしょうか? 少なくとも、そういうことをやろうと思うのは私みたいな独り暮らしの独身男性じゃない。仮に私が実家暮らしだったとして、「ルームリンク」で家族にデジタル写真や動画を見せたいと思うか?と言われたら、答えは No ですから。 最近、ホームシアターに関していろいろ勉強するうちに知ったのですが、ベガシアターは三井ホームと組んで、自宅の新築やリフォームに合わせてホームシアター、リビングルームシアターの提案を行っているといいます。それによって、(これはちょっと意訳になりますが)リビングを中心とした「家族」のライフスタイルを提案したい、とも。 全く何もないところに「ホームシアターセットどうですか?」という感じで売り込むよりも、新築・リフォーム後の新しいライフスタイルとして、自然な形で映画を楽しめる「ベガシアター」を売り込む、という考えのようですが、それって、メーカーが「なんか無理してる」感じの「ホームサーバ」構想よりも、よっぽど現実味のある話なのではないでしょうか。 こういう「ベガシアター」みたいな形態の場合、モニタはほとんどがプラズマディスプレイないしはリアプロジェクションテレビになるでしょうから、普通に地上波をビデオ録画するにしても VHS の画質じゃ厳しいということで、HDD ビデオレコーダや DVD レコーダをお勧めする、というストーリーになるのでしょう。その点、家電の延長線上にある「CoCoon」はその一環として提案がしやすいものだと思います。ホームシアターという流行りに乗っかる形で、リビングに将来の「ホームネットワーク」の核を食い込ませようという。 しかし、「ルームリンク」はどうか。ソニーという会社はどちらかというとハードウェア開発の部分で AV 系と PC 系の境界線がハッキリしているところだと思います。最近では Giga Pocket Engine を WEGA のチームが開発したりしていますが、それでも「PC は PC」という感じで、PC との接続を強く意識しているのはまだ Net MD くらいではないでしょうか?そういうのもあって、同じ「ホームネットワーク」を標榜する「CoCoon」と「ルームリンク」でも、やや「ルームリンク」の方は「CoCoon」よりソニーとしての力の入れ方が弱いというか、結局「VAIO の関連製品」にまとまってしまっている気がするんですよね。せっかく「Giga Pocket」が大画面に耐え得る画質を手に入れたんですから(それでもまだ「CoCoon」の画質と比べれば微妙に見劣りする気もしますが)、流行の PDP、リアプロ等とマーケティングをうまくリンクしなくてどうする、と思います。 そう考えると、今リビングに必要なものって、必ずしも「ホームネットワーク」でなくてもいいような気がしませんか?何か、リビングを家族のレクリエーションとリラクゼーションの場にし得るものでさえあれば。では、そこに敢えて「ホームネットワーク」を呼びかけるのに必要なものは何でしょうか? 結局のところ、ホームネットワークのキモって、技術的なことでも端末の価格でもケーブルの取り回しでもなくって、本当は「家族の心のネットワーク」なのではないか、と思います。つまり、家庭内でのリソースの共有、とかそういう乾いた話ではなくて、家族のライフスタイル(いや、「ライフスタイル」という言葉すら、ここでは乾いて聴こえるかもしれない)そのものを見直すためのソリューションであると。(って、実家を出て独り暮らしな私が言っても説得力がないですが(^^;) つまり、家庭内 この秋に突如として叫ばれ始めた「ホームネットワーク」という言葉に、何か「IT」「マルチメディア」といった白々しい響きを感じて眉を顰めていた方も、そういう目で見てみればまた違った「ホームネットワーク」の一面が見えてくるのではないでしょうか? しかし、個人的には、ごく短期的な視点で見れば東芝の HDD/DVD レコーダ「RD-XS40」が、一番地に足のついた製品に見えます。 http://www.zdnet.co.jp/news/0210/29/nj00_todvd.html こういう思想に触れると、なんか多くのメーカーは浮き足立っているように見えてしまってどうも・・・。 |
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「兄さん、ホームネットワークの時代がやってきたね」 「素晴らしい!」 ・・・FMV の CM は相変わらず面白いですね(笑)。 でも、初めてこの CM を見たときに、この寸劇のやりとりがツボに入りつつも(笑)微妙に「ああ、ついに一般向け TVCF にもこの言葉が使われるよう始めたのか」という思いを抱きました。いよいよコンシューマ向け PC 市場に本格的な「ホームネットワーク」を巡る、メーカー間の熾烈な競争が始まるんだと。 でも、どうなんでしょうね?一般的にあの CF を視聴している人たちは、「ホームネットワーク」という新しい言葉を何の違和感もなく受け入れているんでしょうか? 「VAIO」を黎明期から見ている私にとっては、VAIO の目指す「ホームネットワーク」という歩みはそれなりに地に足のついたものに見えるけれど、一般的に見て(というよりむしろ、他社の現在のストーリー展開は)やや唐突に過ぎるような気がします。 「マルチメディア」「IT」「ブロードバンド」「ユビキタス」・・・言葉だけが先走った結果、メディアが騒ぎ立てるから流行語にはなったけど、実際何なのよ?という感じで、形骸化してしまった言葉のなんと多いことか。例えば、「マルチメディア」は、言葉の正しい定義が一般に定着する前にマスコミやマーケティングが騒ぎすぎたせいで、最終的に「CD-ROM がついてれば何でもマルチメディアなんでしょ?」という皮肉を言われていたように(当時は FD や ROM カセット、テープが主流で、CD-ROM はまだ黎明期でした)。「ホームネットワーク」も、なんか、家庭内に無線 LAN を導入して、何でもいいから「ホームサーバ」と言われる製品を買えば「ホームネットワーク」ができちゃった、でも何か使えないね、で終わっていきやしないだろうか?と、最近業界内でやや唐突気味に始まった「ホームネットワーク」気運に、ちょっと懸念すら感じつつあります。 日本国内でも、もう行き渡るべきところにはほとんど PC が行き渡ってしまっていて、これ以上の新規需要はなかなか見込めないと言われています。更に、今や過剰になってしまったマシンスペックのせいで、買い換え需要すら喚起できないのが現状。そうなると、今度は「どうやって家庭に二台目、三台目の PC をねじ込むことができるか」というところにメーカーの目が移ってきます。いや、むしろ、家族のそれぞれが専用の PC を持つようになり、今度は逆に「占有権のない」PC の需要を無理矢理作り出そうとしている、と言った方が適切かもしれませんね。 そこに当然目をつけられるのが「リビングルーム」。PlayStation 2 の発売前後から言われるようになった、「リビングルームに置く AV コントロールセンター」構想。その地位を占めるのは、セットトップボックスか?ゲームマシンか?というところから始まって、今、リビングルーム PC か高機能 HDD ビデオレコーダか、というところまで来ていると思います。そこを、WinXP Media Center Edition と Xbox を携えて虎視眈々と狙っているのがマイクロソフト・・・という図式になっている、といったところでしょうか。 いずれにせよ、HDD ビデオレコーダも Xbox も PS2 も、そして当然 PC も、ネットワークに接続できる端子を持っている(あるいは対応可能である)、即ち「繋がる」ようにできている、という点で共通しています。もちろん、それは家電(主に AV 機器)とネットワークを媒介する、デジタルハブの機能を実現するためなのですが・・・。 ごく個人的な感覚でいうと、今までの PC は確かに「パーソナル・コンピュータ」であったと思います。個人のデータがぎっしり詰まっていて、自分用にカスタマイズされた、どこにでも持っていく(あるいは自分の部屋で専有する)マシン。それが、少なくともコンシューマ PC については、ずいぶん「パーソナル・コンピュータ」としての機能については完成度が高まってきた。そこで、(誰かが言い出したのかそれともみんなが潜在的に思っていたのかは分からないけれど)家族でデータやリソースを共用できるマシンが一台必要じゃない?という方向に目が向いてきたわけですね。ちょうど、ビジネスにおけるコンピューティングが、最初は部門で一台、だったのが、個人で一台ずつ、になって、最終的にそれらをネットワーク化し、サーバを立てて共有できるデータやリソースは共有しましょう、という感じで辿ってきた流れを、コンシューマ・コンピューティングがトレースしているようにも見えます。 そうやって、各家庭に「パーソナル・コンピュータ」だけでなく「ファミリー・コンピュータ」(←これじゃ、某社の商標になってしまうか(笑))つまり、「ホームサーバ」を置いて、各人の PC を繋いでしまおう、どうせだったら AV 機器も、最終的には白物も含めて家電全部を繋いでしまおう、と。 でも、大切なのはただ「繋がること」だけなのでしょうか? ・・・と、問題提起だけしておいて、長くなってきたので明日に続いてみます(ぉ |
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Sony Style 主催の「CoCoon」と「ルームリンク」の体験会に、お台場まで行ってきました。 http://www.jp.sonystyle.com/Homenet/Event/meet02.html 最近、お台場行きすぎです。 本題の前に、DSC-P7 シャンパンゴールドを発見。 ホントはもっと成金趣味っぽいどぎつい金色かと思ったら、とても上品なシャンパンゴールドでした。ああ、これならイイかも。全部キンキラキンじゃなくてところどころシルバーとのコンビネーションになっているのも落ち着いてて Good ですね。スタッフ内やお客さんの反応も、なかなか上々らしいです。 展示にあたっては、シャンパングラスに入れて展示するという案もあったとか(^^; 今回限定発売されるソニスタオリジナルケース。シンプルかつ秋っぽい雰囲気で悪くないです。そろそろ吉田も飽きてきたので、こういう方向性は歓迎したいですね。 さて、本題のイベントです。 ルームリンクは先月のイベントで触っていたのですが、実は CoCoon をじっくり触るのって今回が初めて。けっこう興味深く体験させていただきました。最初、「CoCoon」といっても「チャンネルサーバー」の新家計に過ぎず、(少なくとも現状では)そこまで取り立てることはない HDD ビデオレコーダのひとつでしょ?くらいに思っていたんですが、触ってみると「お?おおおっ!?」ってな感じでちょっと衝撃。ライブ放送であろうと録画済みのソースであろうと関係ない、そういう「『時間』を意識しないテレビ生活」みたいな感覚はかなり新しいかも?と思いました。キーワードで自分の好みを覚えていってくれる、という CoCoon の特徴も、カタログの知識としては知っていましたが、実際それを使ってみると「面白そう!」に変わりました。確かにまだこれ一台で「ホームネットワーク」を語るには早い段階にあるとは思いますが、これ単体でも十分に楽しめる製品かもしれません。問題は、私ってそんなにテレビを観ないということかな。(^^; でも、「CoCoon」の感覚はホントに新しくて面白いものだと思います。買わないまでも、近未来のテレビ生活をどこかで一度体験してみてはいかがでしょうか?ちょっと、テレビに対する考え方が変わるかもしれませんよ。 一方、ルームリンク。昨日発売になりましたが、早速各種アップデータが公開されています。 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20021025/sony.htm VAIO で新しいハードウェア・ソフトウェアが登場した際のパッチラッシュはもう恒例となりましたが(笑)、「ルームリンク」を購入したけどうまく動作しないよー、という方は試してみてください。 「CoCoon」も「ルームリンク」も、おそらくこのサイトに訪れるような方には違和感のないものでしょうが、ごくごく一般的なユーザーの目から見てどう映っているんでしょうね?まだちょっと先を行っている感覚があるんじゃないかな。最近、富士通や NEC の CM でも「ホームネットワークの時代」と散々言われ始めましたが、まだ「何?何??」状態の人って多いんじゃないかな。 ま、そこをうまく誘導していくのがメーカーのマーケティングであり、時代の流れなのでしょうが。ちょっとこのあたりに関してはいろいろ書きたいこともあるのですが、それはまた回を改めて書いてみようと思います。 それにしても、今朝はご迷惑おかけしました。レンタルサーバが容量(100MB)オーバーしてしまい、その後に更新されたファイル(掲示板、Column のログ)が消失してしまう始末(^^;現在は復旧(でもないか)していますが、一時は自分でもどうなることかと思いました。サーバ容量については対策を考えているところなので、近いうちに何とかしようと思ってます。 ともあれ、900,000Hit 突破しました。今後ともよろしくお願いいたします。 |
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先日話題にしていた Sony Style 限定発売の HDD オーディオシステム「CMT-L7HD」(11/10 発売予定)について、ちょっと調べてみました。 CMT-L7HD(home audio/video→HiFi Systems→Micro Systems;英文) http://www.sonystyle.com/ 製品情報(PlayStation.com AUSTRALIA;英文) http://au.playstation.com/technology/CMT-L7HD.jhtml 製品情報(Tronika Online;英文) http://www.tronika.no/micro/cmt_l7hd.html スタンドっぽい縦置きの本体に、薄型のスピーカを一体化したヨーロッパ風の洗練されたデザイン。雰囲気的にはパイオニアやオンキヨーなんかも似たようなのを出してますが、かなり B&O を意識しているのでしょうか?非使用時はスピーカをスライドさせてコンパクトにできるギミックがついていそうなあたりがソニーのオリジナリティといったところですか。 欧米では、同様のデザインを採用した、デジタルアンプ内蔵の「CMT-L1」という CD プレイヤーを発売しているようですが、この上位機種ということになります。日本で CMT 型番といえば Qblic/Pepz のラインなんですが、欧米ではこんなスタイルの製品も売っているんですね。 欧米で選考発売され、日本ではソニスタ限定販売、というスタイルは、i.LINK で接続する高級オーディオシステム「Lissa」以来ということになりますね。こういう製品は、MD ですらなかなか普及が進まなかった欧米よりも新技術に飛びつきやすく、好きな人は高くても買ってしまう日本市場の方が受けがいいような気がするのですが、どうなんでしょうか?確か PCV-MXS シリーズも登場当初は国内ではコンボドライブ搭載だったにもかかわらず、米国モデルは一足先に DVD-RW ドライブを搭載していましたが(しかも CPU 等のスペックも日本より上!)、欧米の高所得者層は日本以上に AV 機器にお金をかける、ということでしょうか。確かに、高級オーディオ機器は国産より舶来ものが圧倒的に多いしなあ・・・。 気になる価格は米国での直販価格で $999。日本で発売されるとしたら \129,800 くらいになりそうですね。た、高い。これだったら iPod を買って手持ちのステレオセットに繋いだ方が良さそうな気もします。ポータブルにもなるし。 ともかく、いずれお台場にも展示されるでしょうから、見に行ってみようかな。 いっぽうの新ネットワークウォークマン「NW-MS70D」は C-TEC 情報によると来春までずれ込む模様。 http://www.sonyshop.c-tec.co.jp/whatsnew/new_lineup.htm 雰囲気的に 256MB 版メモステと 64MB 版 Duo は NW-MS70D と同時発表になるのだろうな、と思っていたのですが、この感じだとやっぱりメモステの大容量化が遅れているのが MS70D の遅れの原因のような気がします。これでは発表は春の新 Cyber-shot P シリーズや CLIE T シリーズ後継機種の発表のタイミングくらいまで延びてしまう可能性がありますね。 お願いだから早く出してくれー。でないと iPod に流れてしまいそうです。 |
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PCG-FX シリーズに廉価モデル「PCG-FX55ZA」が追加されました。 ニュースリリース http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2002/products_1024.html VAIO FX PCG-FX55ZA http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-FX55ZA/ PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1025/sony.htm 基本的に旧モデル「PCG-FX55Z」の液晶パネルを SXGA+(1,400x1,050)に化粧直ししたモデルなのですが、これがまた非常にお買い得。CPU、HDD、コンボドライブ等のスペックで上位機種である PCG-FX55J/B に若干劣っているものの、今シーズンの FX シリーズの中で唯一 SXGA+ という高解像度液晶を備えたモデルになりました。それでいて、現行の FX55J/B の \189,800、FX11J の \159,800(ともに Sony Style 価格)より安い実売 \150,000 前後。 このクラスのマシンを使う人にとっては、FX55J/B とのスペック差は実用上さほど違いはないでしょうから、今回の FX シリーズの中で選ぶなら液晶重視で FX55ZA がベストかもしれません。逆に言えば、HDD や光学ドライブはその気になればいくらでも換装できるけど、液晶は入手性からいってなかなか難しいですからね。 ただ、オフィススィートが付属しないため、別途 Office XP Personal を購入すると約 \190,000 になってしまい、途端にお買い得度が下がるのですが、そこは(多機能とか完璧なファイル互換性とかを重視しなければ)この Column でも以前ご紹介した OpenOffice.org や StarSuite、Lotus SuperOffice などを選択すれば、かなり低いコストで(あるいは無料で)オフィススィートを用意することができてしまいます。デファクトスタンダードである MS Office ではないオフィススィートを使用することに抵抗を感じる向きもあるかもしれませんが、米国ではここのところ MS Office の代わりに Corel を採用したり、どちらかを選択したりできるようにするメーカーが増えつつある(実際、ソニー自身もそうしているようです) http://www.zdnet.co.jp/news/0208/27/ne00_office.html http://www.zdnet.co.jp/news/0210/05/nebt_10.html http://www.zdnet.co.jp/news/0210/16/nebt_17.html ようですから、実際の話では家庭用 PC でのオフィススィートの互換性ってさほど重要ではないのかな?と思います。最近の Office 互換(競合)製品は、MS Office との基本的なファイル互換性を保っているのであまり問題にならない、ということなのでしょうが。 ともかく、「どうしても会社のデータを自宅に持ち帰って仕事しなくちゃ」というケースでもなければ外部とのオフィスアプリデータの交換が必要になる機会なんてあまりないでしょうから(あったとしてもそこそこの互換性は取れるはずですし)、安価なオフィスを選択することは、決して悪くないと思いますよ。問題があるとすれば、互換オフィススィートには MS Office ほど指南書が充実していない(というか、ほとんどと言っていいほど存在しない)ことくらいでしょうか。これも、日本でも米国と同じくらい PC ベンダーの「マイクロソフト離れ」が進んでくれれば、自ずと互換オフィスの指南書も増えてくると思うんですけどね。 話が横道に逸れてしまいましたが、この FX55ZA は実にバランスの良いマシンだと思います。据え置きが前提で、安価な入門用オールインワンノートが欲しい、と言われたら、今までは GRS7 を勧めようと思っていましたが、これで今シーズンのエントリーオールインワンノートは FX55ZA に決まりな感じです。 また、この FX55ZA と同時に「スマートバッグ BX」の新製品も発表されています。 スマートバッグ BX PCGA-MBB5A1 http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/Acc/PCGA-MBB5A1/ こちらは外観、スペック共に先代の「PCGA-MBB5A」とほとんど変わらず。何がどう変わったんでしょう・・・? ところで、明日は VAIO U3、VAIO HS およびいくつかの関連製品の発売日。いつもの如くフライング販売があるかな?と思って仕事帰りに新宿西口方面に寄り道してみたんですが、U3、HS ともにどこにも展示ナシ。販売されている感じもなかったので、今回はフライング販売はナシか、あるいは展示のみナシでかなりコッソリ行われていたのではないでしょうか?いつも前日には入手可能なヨドバシになかったのはかなり意外でした。 そんな中、ハルクにて「イカ寿司マウス」こと(笑)新型光学式マウス「PCGA-UMS5」を発見したので、すかさず一個保護(5,800)。 けっこう大ぶりな USB マウスです。PCGA-UMS1 の大きさをイメージしているとかなり裏切られることになります。サイズ的にマイクロソフトの IntelliMouse 系に慣れている人にはしっくりくるでしょう。小さめのマウス好きな私には今一つかな? ドライバディスク等は付属せず、Windows 標準ドライバで HID 互換デバイスとして認識させます。高いんだから、多少気の利いたドライバくらいついててもいいんじゃない?とは思いますが、別にボタン数が多いわけでもなし、下手に SMU-x1 のようにバグつきドライバを添付されるよりマシか。 使い勝手は、まあ、普通かな。デザインも上から見た感じは悪くないんですが、寿司型なので横や下から見たときが最高にかっこ悪いんですよね(笑)。とりあえず、左右同時クリックができない SMU-S1 よりはちょっとマシってことで・・・。どうせ買うならロジクールとかの方がいいような気がします(^^; |
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MG メモリースティックアダプタの新製品「MSAC-US20」を購入しました。 http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/memory_stick/ 発売は先週末だったのですが、なかなか一般に出回らずやきもきしていました。 MagicGate 対応ということで、これに付属する「SonicStage 1.5」がかなり注目されているみたいですが、その辺は専門の SatelliteMG か C-TEC さんのレビュー記事 http://www.sonyshop.c-tec.co.jp/main/ms/msac-us20_info4.htm を参考にしていただくとして(←手抜き)、個人的に最大の関心事だったアクセス速度を検証すべく、ベンチマーク取ってみました。なお、「MSC-U03」というのは C1MSX 内蔵のメモリースティックスロットです。 HDBENCH Ver 3.30
・・・驚いた。速いではないですか。「従来機種の 1.5〜2.0 倍速い」という謳い文句は嘘ではなかったわけですね。しかも、USB 接続にしてこれまで最速といわれていた PC カードアダプタ「MSAC-PC2」を凌ぐ数値を叩き出しています。これにはビックリ。体感的にも、C1 内蔵のスロットよりも明らかに速く、PC2 よりも若干高速に感じます。すごいすごい。 ただ、ひとつ問題が。 US20 のパッケージの中に、マニュアルと一緒に紙ペラが一枚入っていたのですが、それによると ---------- □確認されている問題 対象商品を Service Pack3 がインストールされた Windows 2000 Professional でご使用される際、以下の操作を行うと本体がパソコンに認識されなくなる場合があります。
ただし、USB ケーブルを抜かなければ、この問題は発生しません。 ---------- うーん、ちょうどこれをメインで使おうと思っている自作機、Win2000SP3 なんですけど・・・?これは困った。 メモステを使いたいときは、起動時に USB ケーブルを抜いておいて、使用時に USB を挿せということですか。挿しっぱなしを前提に考えている自作機で、これはめんどくさい・・・。 サポートサイトにもまだ修正版のドライバは公開されていないようなので、ドライバが更新されるまで騙し騙し使ってみますか。 でもこの問題以外はかなりイケてるアダプタだと思います。なんたって速いし。一刻も早いドライバ更新希望>ソニーどの。 えー、よく考えたら MG メモステが活用できる機器を持ってないじゃんというツッコミは、とりあえずしない方向で(^^; でも、MG 非対応のアダプタの方ではこの問題は発生していないみたいですし、SonicStage もさほど必要としていないことも確かなんだよなあ(汗)。 |
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US SONY にて、ノート PC 用 CD-RW/DVD-ROM コンボドライブ「MPD-AP20U」が発表されているようです。 MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/22/16.html DCVIEW の記事(英文) http://www.dcviews.com/press/Sony_MPD-AP20U.htm この製品、先日の SDWE2002 や WPC2002 でも展示されていたものです。USB 2.0 に対応した、ポータブル CD-RW/DVD-ROM コンボドライブで、メモリースティックスロットも備えています。それでいて、CD-DA/MP3 に対応したポータブル CD としても使えるという優れもの。そういう意味では、昨年 3 月に発売された「CRX10U」の後継にあたる、といえるかもしれません。 CD-R のライティングスピードは最大 24 倍速(CD-RW は 10 倍速)と、ポータブルドライブでは最高速クラスであることも見逃せません。8 倍速 DVD-ROM ドライブ機能に加えて、CD-R/W、DVD-R メディアに記録された MP3 ファイルのプレイバックにも対応しているという多機能ぶり。もう、これだけでかなりくらくらきてしまいます。同社の MP3 CD ウォークマン「D-CJ01」よりもコンパクトなくらいだし・・・。MP3 CD プレイヤーでは最近松下が気合入ってますが、もうその辺もメじゃないって感じ?(^^;とにかく、それくらい魅力的です。厚みも 22mm なら機能を考えれば許容範囲だし・・・。 それでいて、販売価格は米国では $300 を切る程度、ということですから、日本国内でも \40,000 以下になるのはほぼ確実でしょう。これは、かなりよさげかも・・・。これで VAIO の独自電源つき i.LINK にも対応していて CD-ROM ブートが可能、という仕様だったら速攻ソニスタに電話予約してるところなんですけどね。(※注:ソニスタは電話予約やってません) 日本ではまだ正式には発表されていない製品ですが、WPC EXPO で型番が晒されていたこともあり、正式発表も間もなくだと思います。私も最近ポータブルタイプのコンボドライブがもう一台欲しいな、と思っているんですが、(CD-ROM ブートは古い CD51 で何とかなるので)このドライブが出てきたら具体的に考えようかな。PCGA-CRWD2 より安そうだし。問題は、ノート側が USB 2.0 非対応なことなんですが。 |
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週が明けて、突然寒くなってきましたね。皆さん風邪など引いてませんか?私は引いてます(泣)。もう咳が止まらなくて・・・。皆さんも風邪にはご注意を。 本日 17:00 より Sony Style にて、PCG-U3 の先行予約受付が始まっています。 http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/U/ 来週の予定だったソニスタオリジナルモデル「PCG-U3/P [WORKS]」の先行予約受付も今日に前倒しされていたんですね。知りませんでした。でも今日予約しても [WORKS] のお届け日は 11/2 で変わらずなのね。 私も動向は気になっていたモデルなので、夕方にはソニスタのサイトをチェックしていたんですが、夕方以降はかなり重く、サーバ自体が落ちていた時間帯もあるみたいですね。さすがに「初物」ではないだけにそこまでアクセスは集中しないだろう・・・と踏んでいたんですが、相変わらず VAIO U の人気は高いようです。ま、黒くなったしね(^^; なんか今シーズンは「ルームリンク」に押されっぱなしでノート系の影が薄いですが、でもやっぱり VAIO U は良いマシンですよ。うーん、いいなぁ。 ところで、この週末に自宅のホームシアターにウーファを足してみました。ヤマハの「YST-SW205」というモデルです。 http://www.yamaha.co.jp/product/av/prd/speaker/yst-sw205/ystsw205.html 買ってきたのは渋めに黒。ウーファにもいろいろ選択肢がありますが、ヤマハはラインナップも幅広くてしかもウーファの評判が高いので選択してみました。けっこう買いやすい価格(\20,000 前後)でしたしね。 細かいことはさておき、試聴してみた感想としては・・・やっぱり低音の支えがしっかりしたお陰で、ようやく厚みがあって安心して聴いていられる音になった気がします。私自身、地声が低いこともあって、低音が不足しているとすごく気になるんですよね。システムアップ需要を狙った音作りがされているのか、元々の 5 本のスピーカとの相性も悪くなく、まとまりのいい音になっていると思います。でもよく聴いてみるとまとまりすぎていてちょっと素っ気ないような気も・・・って、まだまだこの辺のオーディオの音というものが分かっていないから、あくまで感覚なんですけどね。とにかく、いろいろいじってみるか。 最近やたらと忙しくてゆっくり映画を見る暇もないのですが、映画ソースの 5.1ch でちょっと鳴らしてみたところ、やっぱりアクションシーン等では迫力が増した気がします。でも、どちらかというと音楽 CD の方がウーファの効果を実感しやすいかな?というのが今のところの感想ですね。 で、せっかく 5.1ch になったんだから、と思い、本来 2ch である CD-DA を 5.1ch サラウンドに振り分けて再生させてみたところ、思った以上に面白いサラウンドが体験できました。私はけっこう洋モノ R&B とかヴォーカルグループ系の音楽を聴くことが多いのですが、5.1ch で聴いてみると、センターからリードヴォーカルが聴こえてきて、自分の周りをコーラスがふわっと包み込むような、奇妙な感覚。愛車 CIVIC のカーオーディオも 4.1ch にしていましたが、サラウンド的には 2.1ch(こういう表現が合っているか分からないのですが)だったので、それぞれのチャンネルにけっこうしっかりパートが分担されている 5.1ch の疑似デコードの感覚は新しいです。ちょっと、ハマりそう・・・SACD マルチチャンネルも否定的な意見が多いですが、ライヴソースの CD なんかで試してみるとかなりハマるんじゃないかな?と思いました。 果たしてこれがオーディオとして本当に正しいことをやっているのか、それすらよく分かっていない状態なのですが、楽しいからいいや、いろいろ試してみよう、というある意味自己満足の世界に入っています(^^; とりあえず、これから自宅で仕事したり作業したりするときは AV アンプでいろいろ遊びながらやってみようと思います。映画もまともに試してみたいんですが、その前にやることをやって映画を見る時間から作らないと(笑)。 |
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「WPC EXPO」のレポートが完成しました。 全てのブースを網羅しているわけではありませんが、個人的に気にしていたブースが中心です。 →VAIO Column 特別編「WPC EXPO 2002」レポート 今年は AUDIOEXPO も中止らしいし、この時期の展示会もこれで終わりかな?と思います。ま、SDWE でお腹いっぱいになったから、まあいいか、とは思いますが・・・。 さて、WPC のときにななちゃんとも話していたんですが、私も AV アンプ購入の際にお世話になったソニーショップ・C-TECさんのサイトにて、ソニーからニュースリリースの出ていない新製品がいくつか掲載されています。 新製品発売スケジュール一覧 http://www.sonyshop.c-tec.co.jp/whatsnew/new_lineup.htm CD ウォークマンの新製品「D-EJ2000」「D-EJ985」「D-EJ885」、10 周年記念モデルとは別の廉価版 MD ウォークマンの新製品「MZ-E710」、「DVP-NS900V」の後継となる DVD プレイヤーの中堅機「DVP-NS915V」。あと、製品写真が未掲載なものとして、HDD 内蔵 CD レシーバ「CMT-L7HD」、既に噂になっているメモリースティックウォークマン「NW-MS70D」など。SDWE2002 で試作機が展示されていたものや、中には販売開始しているものもありますが、いずれも公式なニュースリリースとしては出ていないものばかり。いいのか?>C-TEC さん 個人的には DVD プレイヤー「DVP-NS915V」が気になります。というか、買おうと思っています。意外にも安く、実売 \45,000 以下になりそうなのが嬉しいですね。現行の NS900V は \70,000 弱くらいしているので・・・。 MD ウォークマンも買わなくてはならないし、この秋冬はお金がかかりそうです。 |
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「WPC EXPO 2002」に行ってきました。 しかし、今日はちょっと別件の予定が入っていたこともあったりして、会場を回れた時間は実質 3〜4 時間。とにかく時間が足りなかったわけですが、それにも増して見るところがない(笑)。本命であるソニーブースが SDWE2002 で力を使い果たしていたこともあるのですが、それ以上に他メーカーもイマイチな感じでした。個別に見てみればそれなりに見所はあったのですが、ソニーの物足りなさが尾を引いて展示会全体が駄目なイメージを持ってしまったのが敗因かも・・・。 →VAIO Column 特別編「WPC EXPO 2002」レポート ちょっと風邪気味で体調不良だったせいもあるんですが、今日は時間が短かったにも関わらず非常に疲れてしまいました。というわけで、今日のところはサービスカット(?)を掲載して誤魔化しておく(ぉ SCN ブースは今回も盛り上がってましたね。 写真は左からななちゃん、Brown Sugar、るう。さんです(嘘 実は公の場でモモ、モモ兄、コモモの 3 人(? 匹?)が揃うのはこれが初めてだとか。 コモモは既に新しいポスペの顔になってしまいましたね。 しかし片足を上げてバランスをとるパフォーマンスが自分では気に入っているのか、人前に出るとそれしかやりません(笑 お疲れさまでした。 |
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本日 10/18 発売の月刊 ASCII 11 月号は必見かも。 特集 I「『超』改造術」にて、XR シリーズ改造の第一人者・西のMA王、もとい(ぉ MAOさんの XR 改造記事が掲載されています。しかも、見開き 2 ページ。この記事は、Tamaさんの「CYBALION」 http://www.cybalion.com/ および Ibuki さんの「i-VAIO」 http://www4.xdsl.ne.jp/~ibuki/ にて紹介されている XR の改造記事を元に書かれたもの。今では定番となった XR の MMC-2 CPU 換装記事から禁断のサウンドチップ換装記事まで紹介されています。 基本的に CYBALION、i-VAIO で得られる情報以上のことは書かれていませんが、思った以上に大きく取り上げられているので、興味のある方は是非ご一読ください。 「Adobe Photoshop Elements 2.0」「Norton Internet Security 2003」買い。ちょうど両方とも発売されたところだったので。Norton 先生の方は Ver.2002 の購読期限が近づいたこともあり。Photoshop Elements の方が期間限定特別アップグレードパッケージ \7,800、NIS が特別優待版 \6,280(ともにビックピーカン有楽町店価格、税抜)。ともに特別版で、旧バージョンユーザーのアップグレードおよびライバル製品からの乗り換えユーザーが対象になっており、通常版から \5,000 近い安値がついています。乗り換えユーザーを対象にしているということで、インストール時の旧バージョンチェックはなく(というか、乗り換え対象のプログラムをインストーラに特定させるのは無理がある)、通常版と同じ手順でインストールできてしまうため、このパッケージはシェア獲得のための戦略価格というか、事実上の安売りに近い形になっています(しかし、旧バージョンあるいは乗り換え対象のソフトウェアを持っていないユーザーは対象外になっていますので、ご注意を)。基本的にライセンス認証やアップグレード/乗り換えの判断はユーザー性善説に基づいて設計されているため、インストール手順も非常に楽なのですが、最近の MS の面倒なライセンス認証に慣れてきたせいか、ちょっと拍子抜けの感もあります。しかも、2 本買っても \15,000 でお釣りが来るなんて、安くなったものですね。こう考えると M$、もとい MS のソフトウェア価格がいかに高いか・・・でも他に現実的な選択肢がないのも事実なんだよなあ。 Photoshop Elements 2.0 の方はまだほとんど使っていないのですが、旧バージョンに比べてチュートリアル的な要素がかなり強化された感じ。初心者でも簡単にレタッチできるように、随所に工夫がなされているようです。色調補正も、複数のダイアログに渡って複雑な手順を踏まなくてはならないフル版の Photoshop と違い、一つのダイアログで複数の補正項目が設定できてしまうなど、操作手順自体も随分簡略化されている感じ。その分、ツールや機能としては Photoshop Elements 1.0 から思ったほど強化されていないようなのがちょっと残念です。 初めて Elements 1.0 を使ってみたときは、ルック&フィールも機能的にも Photoshop のそれにかなり近かったので、個人ユースでは滅多にチャンネル操作をすることもないし、高い Photoshop ではなくて Elements で十分じゃないか、と思ったものですが、2.0 では単に「機能限定版の Photoshop LE に、ちょっとだけ味付けしたもの」という感じから、「PhotoDeluxe 等も取り込んだ、本格グラフィックソフトの入門版」といった位置づけに変わってきているような印象を受けました。 個人的には、これにもう少し高度なテキストレイヤーの編集機能(行間とか文字間とかの編集機能)と Photoshop 7.0 で備えられた「修正ブラシツール」「パッチツール」(画像内のゴミを簡単に消去して、なおかつ修正部を周辺に自動的になじませるツール)が実装されればもう本 Photoshop は要らないな、と思っているのですが、このあたりのツールが \50,000 の価格差、付加価値なのかな(Elements から Photoshop 7.0 への期間限定アップグレード価格が \50,000)、と思います。 Norton 先生の方は、単純に 2002 の期限切れに備えてバージョンアップしただけで、「創る」ためのソフトではなく「壊さない」ためのソフト、ということで、信頼性さえ高ければそれほど気にして使うものではない、と思っているのですが、機能的には一見大して変わっていなさそうに見えるものの、設定項目その他があちこち自動化されていたりと、ライトなユーザー層が広がり、またウィルスやハッキングの驚異も高まりつつある昨今、「誰でも簡単にセキュアなマシン環境を維持できる」ことを目的にいろいろ考えられているなー、と感じました。特に Internet Security の方では、今までは通信を許可するプログラムを個別に指定しておかないと、登録されていないプログラムが通信を行おうとしたときにいちいちセキュリティダイアログが現れて面倒だったのですが、今回は初期設定時に自動的に通信に関わるアプリケーションを検索し、一括して(あるいは選択して)通信を許可する/しないを設定できるようになっていたりと、とにかく設定の自動化・単純化に努めています(逆にそれがセキュリティの低下に繋がる危険性も孕んでいるのですが)。 多岐に渡る設定項目の中で、私も知らないようなことがたくさんあったりするので、次期バージョンあたりではぜひ初心者から上級者まで広くカバーできるチュートリアルかリファレンス的な機能も持たせてくれると嬉しいですね。 現在も「Bugbear」が急速に勢力を拡大していたりと、ますます PC がウィルスの脅威に晒される機会が増えてきています。このサイトをご覧の方の中にも、識らず識らずのうちにウィルスに感染し、私に向けてウィルスメールを無意識に送信させられている方がいらっしゃるかもしれません。各メーカーから一斉にアンチウィルスソフトの新しいバージョンがリリースされるこの機会に、一度愛機のセキュリティを再確認してみてはいかがでしょうか。 明日は WPC EXPO 2002 に行ってきます。 |
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超忙しいです。三連休もほとんどずっと自宅で仕事だったし、外出したといえば祭を見に行ったくらい(泣)。あー、休みたい。 このプラモ欲しい・・・。 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/yajiuma/ http://www.zdnet.co.jp/news/0210/15/mosquito.html http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/16/15.html 組み立て用と保存用に 2 個(ぉ WPC EXPO 2002、今日から始まっていますね。 ソニーブースはどうやら SDWE2002 の縮小版みたいな内容のようす。SDWE に行きそびれた人にはいいかもしれませんが、行っちゃった人にはイマイチっぽいかな?SDWE の時点で未発表だった製品の展示がどれだけあるかが見所になるでしょうが、SDWE 以降さほど目立った新製品が発表されていないので期待薄かも。ネットワークウォークマン(「NW-MS70D」)と DVD プレイヤーの新製品とか、SDWE で参考展示レベルだったものの正式リリースとかを期待していたんですが。 とりあえず、私は 19 日(土)に行く予定。 Cyber-shot P7 に、P シリーズの 2 周年記念モデルとなる「シャンパンゴールド」カラーが追加されました。 製品情報 http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/DSC-P7/ PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1016/sony.htm 数多あるデジカメの中でも高い人気を誇る Cyber-shot P シリーズですが、初代「DSC-P1」が発売されてからこの秋で 2 周年。実はほとんど話題になりませんでしたが、この 10/10 で Cyber-shot シリーズの初代「DSC-F1」が発売されて 6 周年を数えたことになるんですよね。 この 2 周年を記念して発売されるのが、今回の「DSC-P7」限定ゴールドモデル。このところ Cyber-shot P シリーズは全体的に値下がり傾向にあり、P2/P7/P9 がそれぞれ \39,800/\49.800/\57,620(それぞれ Sony Style 価格)とかなり買い頃になっていますが、ボーナス商戦に向けて P シリーズも強化、というところでしょうか(というか、そうとでも考えないと 2 周年ってそれほど記念する年じゃないような)。 でもゴールドは正直微妙だなー。Cyber-shot 限定カラーの定番・ブラックは P2 のときにやってしまったし、P2 のカラーバリエーションを敢えて外すとゴールドくらいしか記念モデルっぽい色は残らなかったということでしょうが、最終的にキャンセルが出たりして少し売れ残った P2 ALL BLACK のリベンジの意味で、しっぶい艶消し ALL BLACK の限定 P7 だったら P9 から買い増してたかも(^^; さて、先日買った「Aterm BR1500H」ですが、その後少しいじってみました。 ルータを噛ましているとはいえ、MTU/RWIN の設定を最適化すればもう少しスループットが上がるかな?という淡い期待をもとに、例によって例の如く Ibuki さんのサイト http://www4.xdsl.ne.jp/~ibuki/ を参考に MTU/RWIN をいろいろいじってみたんですが、どれだけいじってもアップストリーム・ダウンストリームともに変わらないどころか、いじると逆に悪くなってしまう始末。どういじってみてもアップストリーム 18Mbps 前後、ダウンストリーム 50Mbps 前後しか(←ADSL の人から「しか」って言うなと怒られそう)出ないんですよね。 で、いろいろ調べてみたところ、ちょっと前にあった Broadband Watch のレビュー記事 http://www.watch.impress.co.jp/broadband/column/review/2002/08/28/ で、スループット 70Mbps を謳っているが実際は 50Mbps で頭打ち、みたいなことが書いてあるので、きっちり 50Mbps 出ているのはある意味仕様どおりなんじゃないか、と納得。本当は発表当時は実効 50Mbps と謳っていたのが、「ファームウェアの最適化により 70Mbps まで高速化できた」ということでスループット 70Mbps と謳い文句を書き換える形で発売されたものだったようですが、結局 50Mbps 前後で頭打ちになるなら最初からスループット 50Mbps の製品として売ってくれ、と思います。 ルータ自体の仕様としてこの程度が限界なのならしょうがないと思いますが、何だかなあ、というのが正直なところ。それでもメーカーによっては特殊なテスト環境下で計測した高スループットを謳い文句にして、実環境で使ってみると大したことない、という製品もあったりする中では、速度・使い勝手・デザインともに申し分ない製品であるといえばあると思います。でも上り速度が 18Mbps しか出ないというのが解せない。何とかならないものでしょうか。 TEPCO ひかり系 FTTH サービスもまだユーザーが少ないせいか(現在 Web を探しても関連記事がほとんど見あたらないことからも分かりますが、B フレッツよりも明らかに少ないでしょう)FTTH 網としてのスループットは今のところかなり高い模様。この先ユーザーが増えてくると分かりませんし、インターネット側の応答速度で左右されるところも大きいので、これ以上スループットが向上しても体感的に変わることはまずあり得ないでしょうが、スループット 50Mbps という数字を見る限り、さらに高スループットのルータを使えばもっとスピードは上げられそうな感じ。使い切らないのはなんかもったいないし、FTTH の普及に伴ってより高速なルータもいずれ出てくるでしょうから、より速くて使いやすそうなブロードバンドルータが出てきたら買い換えも考えようかな。 でもその前に無線 LAN を高速化しないと。 |
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お祭りに行って来ました。 今の住処の近くに、かなり大きなお寺があるのですが、そのお寺が年に一度行われるお祭り(本当は単なるお祭りじゃないんですけどね)があったんです。以前東京にいたときも近くだったのですが、そのときはなかなか縁がなくてこれなかったので、今年は行ってみよう、と思って覗きに行ったんですがすごいのなんの。このお祭りのために全国から来る人は 30 万人とも 50 万人とも言われているくらい、すごいんです。富山のおわら風の盆もけっこう有名でかなりの人出があるんですが、それに負けないくらいの人・人・人。もうディズニーランドなんてメじゃないくらいです。いつもは山手を望む下町といった趣の街で、このお祭りを除けばあとは早春に梅園を見に来る人がいるくらいの静かなところなんですが、この三日間だけは何か違った町並みに見えました。今年は特に三連休と重なったこともあり、ちょっと引いてしまうくらいの賑わいを見せていました。 私はけっこうイベント好き・お祭り好きなのでけっこうこういう催しは見に行ってしまう方なのですが、このお祭りは今まで私が行ったどのイベントよりもすごいかも。SDWE2002 の人出もハンパじゃない、と思いましたが、こうしてみると大したことなかったのか?と思ってしまうくらい(笑)の人出でしたねー。すごいすごい。 カメラも F707 と U10 を持っていったんですが、人の流れがすごくてなかなか落ち着いてフレーミングさせてもらえません。正直な話、初めて F707 のフレーミングや記録速度の遅さを感じてしまったかも。今まで、さほど感じたことはなかったのですが・・・。ホント、F707 のファームウェアアップグレードサービスやっていただけないでしょうか?>ソニー様。\30,000 くらいまでなら喜んで払いますので・・・。 でも、今回初めてまともに夜間の撮影をしました。今までって昼間とか展示会場とかそういうのばかりでしたからねえ。で、今回初めてナイトフレーミング機能の「使える度」を実感しました。ホント、夜の撮影にはかなり強いですね、ナイトフレーミング。これは、ハマりそう・・・。 ともあれ、東京生活も都合そこそこ長くなってきましたが、実は「江戸の祭」って初めてかも。かなり、パワーを感じてしまいました。来年も行ってみようと思います。 ときに、Cyber-shot。この週末で F707 の後継「DSC-F717」も発売されていますね。掲示板等を見るともう購入された方もいるようですが、使用感などはいかがでしょうか?私は今回は買い換えるつもりはないのですが、最近徐々に F707 に物足りなく感じる瞬間が増えてきているので、場合によっては F727(?)という選択肢もアリかな(その前に F707 ファームウェアアップグレードサービスの直訴メールを送ってみる必要があるかも?)とも少し思っているので、今後の方向性という意味でも少し気になっています。ボディの質感とか操作系が F707 のまんまだったら今買い換えているかもしれないんですが・・・。 でも、新発売のアクセサリはいくつか買ってみましたよ。新型花形レンズフード「LSF-H58A」とジャケットケース「LCJ-FHA」の 2 点です。とりあえずあとハードケース「LCH-FHA」くらいまでは欲しいんですが、コレ高いのでちょっと手が出ません(^^; ともかくまずレンズフード。バヨネット式でワンタッチで脱着できるのでけっこう便利です。最初、フードの装着がけっこう固くて困ったんですが、何度か脱着しているうちにロック部分が慣れてきたのかセットしやすくなりました。でも、ちゃんとセットされているという感じでは旧型の方が上かなあ。新型の方を常用するとは思いますが、用途によっては旧型もけっこう使うことになりそうです。 ジャケットケースの方は、何というかちょっとイマイチですね。ケースの脱着が素早く行えるのはいいんですが、撮影時に外したケースがカメラの下にぶらぶらするし。操作性に無理が出てきたり(本体固定部と電源スイッチが干渉するので、私はストラップリングではなくショルダーストラップそのものに固定してみました。あと、ケースをつけたままバッテリやメモステの交換ができないし・・・)、グリップがケースの厚み分大きくなるので手の小さい私(身長の割に手は小さいんです)にはグリップが大きくなりすぎてちょっと疲れる。ま、これらの欠点の半分はおそらく革が馴染んでくれば解決する問題かもしれませんが、全体的にはやっぱりイマイチかも。とりあえず、両方とも今度の WPC に持っていってもう少し使用感を試してみますが・・・。 |
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昨日の続きです。 もうひとつ、注目なのが NEC。「国民機」PC-9801 の第一号機発売から 20 年を数える(なんだか今年は記念ラッシュの年ですね)今シーズンの NEC は、PC 事業全体として大幅な方針転換を行ってきました。今までは「こんなパーツがあるから、こんなマシンを作りました」というプロダクト・アウトの立場だったのが、今度は「今、ユーザーはどんな PC を求めているのだろう?」という、カスタマー・インの考えに転換。それに従って、製品ラインナップも大きく再編されています。 ニュースリリース http://www.nec.co.jp/press/ja/0210/1004.html NEC が PC 事業の立て直しのために組織を再編し、大がかりな構造改革を行っていることは割と有名な話でしたが、いよいよそれが形となって現れ始めた格好です。 キーワードは「ファミリー」、「パーソナル」、「ニュースタイル」。今季の NEC 製品は、このキーワードに沿ったセグメンテーションでモデル展開されるという、単純な従来の「VALUESTAR」「LaVie」展開とはひと味違ったラインナップになっています。これだけガラッと製品構成を変えてきたのっておそらく NEC が PC-98xx を諦めていわゆる「DOS/V」路線に切り換えて以来のことだと思いますが、思えば DOS/V 路線に走ったときに PC98-NX シリーズを DOS/V 機とは認めず、「DOS/V 機をも包含した・・・」というよく分からない商品説明(それは多分に NEC のプライドとか伝統がそうさせたものでしょうが)でマーケティングを進めてしまったことが、第一のけちのつきはじめでしたね。 それはさておき、今回の NEC 製品の 3 つのラインナップ。「パーソナル」は従来の路線を継承した、スタンダードな「パーソナルコンピュータ」を目指したもの。「ニュースタイル」は「ホーム AV サーバ」、高いモビリティ、ノート PC でもクリエーションの楽しさを訴求していくモデル、といったどちらかというと VAIO のコンセプトに対抗するような製品。そして「ファミリー」はリビングルーム等に置かれた PC を家族が共用で使う、といったこれまでどのメーカーもあまり手をつけてこなかったジャンルの製品。と、製品そのものよりもそれを使うユーザーの定義を先に決めてきた、という雰囲気です。ちなみに、「ニュースタイル」の中でも「ホーム AV サーバ」は PC じゃなくて HDD ビデオレコーダの形態を取っています(もちろん、ホームサーバタイプの PC もあるけどそれほど前面に出てきていません)。 PC がこれだけ普及してきた中で、これ以上 PC メーカーが成長を続けるためには、既存ユーザーの買い換え市場という小さなパイを多数のメーカーで取り合うのではなく、新しい市場−−それは現在ではおそらく、リビングルーム PC とか本当の意味でのパーソナルコンピュータということになるのでしょうが−−に目を向けなくてはならなくなるのでしょうが、こうして見ると、各社いろいろなアプローチで家庭のリビングルームに PC ベースの製品を送り込もうと躍起になっているのが分かります。VAIO が家庭の中心にあるスペック重視の「ホームサーバ」と、各個人の部屋に置かれたスタイリッシュあるいは省スペースな個人用 VAIOを繋いでパーソナルな楽しみを展開する一方で、ルームリンクで VAIO と繋がれたリビングルームシアターに家族を集めて「一家団欒」の場も持たせよう、というアプローチなのに対して、NEC は従来のユーザーへのフォローやソニーに対する牽制も行いつつ、どちらかというと「ファミリー」向けの商品展開に力を入れているように見えます(もちろん、従来の顧客にも納得できるラインナップも展開してはいますが)。こうして見ると、各メーカーごとに方向性は違うとはいえ、それぞれに PC を通した家族のあり方とかライフスタイルといったものの提案まで行っているんですね・・・といったら、読みすぎでしょうか(^^; でも、これは決して冗談でも何でもなくて、VAIO の「ホームサーバ」がリビングルームの大画面のためだけではなくて、パーソナルルームの PC や AV 機器にもコンテンツを流し出せるタイプの、どちらかというと「コンテンツのパーソナルサービス」といった考え方なのに対して、NEC の「ファミリー」という戦略が、一つの PC を家族がそれぞれに使えたり、一緒になって使えたりするという「イエ」の考え方なのは、やはり NEC は(良い悪いという意味ではなくて)「日本企業」の代表のひとつなのだなあ、と思ってしまいます。 しかし、NEC も PC 事業再建という産みの苦しみの中、知恵を絞りに絞って打ってきた新しい戦略は、かなり意欲的なモノである、と個人的には受け止めています。その割に、「VALUESTAR F」はやけに VAIO JX っぽい(どちらかというと VAIO HS っぽいけど、さすがに時期的に HS は意識していないと思うし)とか、「プチノート」といわれる LaVie N は妙に iBook っぽいなあ(VAIO QR もかなり iBook の雰囲気はあったけど、もう少しオリジナリティがあったような)とか、現在 NEC がかなり力を入れて開発している液晶一体型デスクトップは既に NEC 版 VAIO W と言われていることとか(そういえば、4 月に NEC が「今秋には VAIO W 対抗製品を投入する」といった記事が出たときに、この Column でも「後追いの製品を以て『新たな市場を創造』とは滑稽だ」という厳しいコメントをした記憶があります)、ちょっと「それはないんじゃないの」みたいな製品が多いのは非常に気になりますね。起死回生の一手を打とうともがいているのは非常によく理解できるのですが、結果としてそれが「○○っぽいデザイン」という安易な手に終わってしまっている点では、NEC は変われているようで何も変われていないようにも思えます。根本的には変わっていないのに、小手先・口先だけ変わったように見せているのか、あるいは内面は変わったけど、外見的にあまり変わって見えないだけなのか、つまり、コンセプトとか考え方は悪くないけど、ハードウェアのデザイン(設計という意味で)がついてきていないのか、それは現時点では評価は下せませんが、少なくとも来年の今頃には具体的な数字として市場の評価が下されているだろうと思います。 ともかく、今回の「ファミリー」という視点は、ちょっと面白いというか少なくとも短期的な視野で見れば現実味のあるものだと思うので(HDD ビデオレコーダにビデオストリームをサーブさせて、PC はファミリーユースに徹する方がおそらくユーザーにも分かりやすいでしょうし)悪くない手だったと思いますね。VAIO は逆にちょっと先を行きすぎている感がある(発展途上のルームリンクはまだしも、VAIO E.Q. なんてまだほとんどのユーザーがついてこれてない)ので、将来的なビジョンは確かに分かるけれども、ソニー自身の技術レベルが追いついていないし、だいいち今試作品を見せたってほとんど誰も分かんないべ、と思います。そういう意味では、今、NEC とソニーっていろんな点でけっこう対照的な位置にいるんじゃないかな。シェアや売上においても、ライバル同士といえばライバル同士ですし。NEC の新製品が出てきた時点での、市場の反応が気になりますね。 以上、二日間にわたって他メーカーの話題を振ってみましたが、「ホームサーバ」が重要なキーワードのひとつとなりつつあり、「Tablet PC」がいよいよ登場し、各社が「コンシューマ PC」の次の形を目指し、それぞれのメーカーならではの角度から切り込んでいる現在のコンシューマ PC 市場。間もなく Banias もこの渦に投げ込まれ、さらに「PC」というもののバリエーションが広がってきそうな状況。ちょっと、面白くなってきたと思いません? VAIO も 5 周年を迎え、すっかりコンシューマ PC の覇者になってしまった感がありますが、かといって VAIO しか選択肢がないというのも、それはそれで物足りないものです。やっぱりライバルメーカーも強くないと面白くないでしょ。「敵に塩を送る」わけではないですけど(笑)、他のメーカーにもがんばってほしいものです。 ■記事リンク PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1010/nec1.htm http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1010/nec2.htm http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1010/nec3.htm http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1010/nec5.htm http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1011/gyokai36.htm ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0210/10/njbt_04.html http://www.zdnet.co.jp/news/0210/10/nj00_necnew.html http://www.zdnet.co.jp/news/0210/11/nj00_nec_pc2.html MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/10/25.html http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/10/26.html |
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NEC アクセステクニカがブロードバンドルータの新製品「Aterm WB7000H」を発表しました。 ニュースリリース http://www.nec.co.jp/press/ja/0210/1002.html Broadband Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/broadband/news/2002/10/10/aterm7.htm こないだ「Aterm BR1500H」を買ったばかりだというのに、ブロードバンドルータとしては同じ性能を持つものに無線 LAN(IEEE802.11b)機能内蔵。キィーッ、悔しーっ。ウチでは従来の無線ルータを AP 代わりに使っているからいいとはいえ、無駄に場所だけ取ってるし、ルータタイプでルータ機能が切れないので無線−有線間が同じ LAN として接続できなくて不便。ブリッジタイプの AP 買うかな。 さて、ここにきて PC メーカー各社から新製品が続々と発表されています。先日 X30 の正式な仕様が明らかになった IBM をはじめとして、FMV のホームサーバタイプや TV チューナ・DVD-RW を搭載した BIBLO を発表した富士通、InterLink XP を強化してきたビクター、Pana の極軽量 Let's Note LIGHT、いよいよ正式発表されたソーテックの Tablet PC、そしてシャープ、NEC・・・。 いちいち取り上げていてはキリがないので、とりあえず掻い摘んでシャープから。シャープの PC といえば今や極薄サブノートの「MURAMASA」というイメージになってきましたが、今回は従来の B5 ファイルサイズ・1 スピンドル、B5 ファイルサイズ・コンボドライブ内蔵型、この 2 タイプに加えて Crusoe を採用した 10.4 インチ B5 ジャストサイズノートが発表されました。 ニュースリリース http://www.sharp.co.jp/corporate/news/021010-1.html PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1010/sharp.htm http://www.zdnet.co.jp/news/0210/10/nj00_sharp.html なんだ、Crusoe 搭載 10.4 インチ Mebius なら前から PC-SX1 があったじゃん、と思うでしょうが、今回のはひと味違います。世界最薄(最薄部 13.7mm)、最軽量(950g)を実現して Let's note LIGHT R1 を超えたほか、ノート PC としては非常に珍しい「クレイドル」がついているんです。「ドッキングステーション」じゃなくて「クレイドル」です。 このクレイドル、自宅等で母艦マシンに USB 2.0 接続し、母艦の外付けストレージとして使える(もちろんクレイドル装着時に MURAMASA は PC としては使用不可)ようになっています。複数の PC を使い分けるユーザー−−特にハードモバイラー−−は、常に母艦とモバイル機のデータの同期について気を配っておらねばならず、これが意外と面倒なものだったりするのですが、このクレイドルで母艦マシンの外付けストレージにしておいてモバイル時に使用するデータやメールのデータフォルダ等は全て MURAMASA 内のデータを参照するようにしていれば、面倒な同期の必要は全く無くなるというわけ。もちろん、データは一極集中になるため、MURAMASA の HDD が吹っ飛べば全てオジャン、というリスク分散の意味では非常に怖い運用になるわけですが、その辺りも一応考えられていて、標準でバックアップユーティリティが付属するなど手落ちはないようになっています。とはいっても、バックアップのスケジューリングなり手動バックアップなりはユーザー任せになっており、「ユーザーの性善説に基づいた、運用任せの仕様」になっているのは心許ないですが(^^;やっぱりそこまでヘビーに使いこなすモバイラーならソフトはつけるからバックアップくらいちゃんとやってよね、というところなのでしょうか。 それはさておき、通常ならドッキングステーションで「自宅ではモバイルノートがメインマシンにグレードアップ」みたいなソリューションがちょっと流行している中、「クレイドル」という思い切った仕様にしてくるあたり、「目のつけどころが、シャープでしょ。」ハッキリ言って賛否両論あるでしょうが、Win2000/XP のオフラインフォルダなんかを使っても、データの同期が面倒なことに変わりはないわけですから、「それならデータは一元管理にしちゃえ」という思い切りはある意味すごいと思います。極薄ノートが流行する中、10.4 インチでここまで薄くするには Crusoe しかない→Crusoe ではドッキングステーションを使ってもメインマシンの代わりは厳しい→じゃあ HDD だけ使ってはどうか?みたいな思考に辿り着いたのでしょう。10.4 インチの 1 スピンドルノート、それもメジャーな VAIO とかじゃなくて Mebius を使うという時点で「自宅ではパワフルなデスクトップを使っているパワーユーザー」が多いから、サブはサブとして・・・という割り切り。今の VAIO じゃ(U シリーズでもなければ)有り得ない割り切りでしょうね。シャープのビジネスに結びつくかどうかは未知数ですが、挑戦的な一手だと思います。 ・・・と、ここまで書いた時点でそこそこの分量になってしまいました。他社の新製品についてはもう少し書きたいことがあるのですが、続きはまた明日ということで。 |
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ソニーが AIBO および AIBO 関連製品の新製品を発表しました。 ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200210/02-1010/ GAME Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20021010/aibo.htm ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0210/10/njbt_10.html MYCOM PC WEB の記事 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/10/10/639161-000.html 発表になったのは、ほぼ季節恒例となった「ERS-210A」の限定カラー 2 色、以前から開発が表明されていて SDWE2002 でも注目を浴びていたスケボーこと「スピードボード」、および AIBO 専用ソフトウェア群です。「スケボー AIBO」は確かにカワイイので発売を心待ちにしていた人も多いでしょうが、ハードウェアの新製品といえばこれだけ。あとはソフトウェアのみ、となっていますが、現行の ERS-210A/31x で「エンタテインメントロボット」の基本としてはカバーできる、あとはどれだけこのロボットにいろんなことをやらせるか?ということに開発陣の意識がシフトしてきているのだと思います。「SDR」はほぼ実用段階に入ったものの「愛玩」という感じではないので AIBO のような売り方ができず、二足歩行を活かすアプリケーションを模索している段階でしょうし、とにかく今は現行の AIBO で人間の感情理解やコミュニケーションの可能性を探っているといった段階でしょうかね。SDR を一般向けに売り出すのは、おそらくパラダイム的に「VAIO E.Q.」と同じ時期になるんじゃないかな。 今シーズンの ERS-210A 限定カラーは白と赤、これからの季節に合わせた「スノーホワイト」と目の覚めるような「バーガンディーレッド」の 2 色だそうです。白は AIBO 2 周年記念モデルでもありましたが、あの「エベレストホワイト」はちょっと玉虫色がかった白だったのに対し、今回は純白となっています。 対する赤モデル。キーワードは「通常の AIBO の三倍」、つまり、シャ・・・いや、いい加減、もうこのネタ振るのよそう(^^;でも、AIBO 系はついついネタに走りたくなるんだよなぁ・・・。 |
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ソニーが容積 1.5ml の超小型 TV チューナを開発。 ニュースリリース http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200210/02-045/ AV Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20021009/sony.htm 超小型チューナといえば今年 5 月にアルプス電気が容積 4ml の製品を発表していましたが、今回の製品はこれを大幅に上回る(下回る?)1.5ml。切手サイズです。 来年 2 月にサンプル出荷を開始するということですが、この調子でいくと来年春〜夏モデルでは VAIO ノートに軒並み MPEG2 R-Engine に加えてチューナまで内蔵してくるかもしれませんね。 さて、So-net 光。結局ブロードバンドルータを買ってきてしまいました。 最後まで NEC の「Aterm BR1500H」とマイクロ総研の「NetGenesis SuperOPT90」とで迷っていたんですが、いろいろ調べてみると
さっそくセットアップ。といっても、呑気にマニュアル眺めてるほど暇じゃないので、電源と Ethernet ケーブルを繋いでスイッチ ON。久々に Win2000 の再セットアップが完了したばかりの自作機から、定石として 192.168.0.1 を見に行ってみると、当然のごとく Web ベースの設定画面が出てきました。ここで、基本的な設定だけ済ませて、速度を測ってみることにします。 まずは、「ブロードバンドスピードテスト」から。 http://www.bspeedtest.com/ 34.4Mbps。いきなり 30Mbps オーバーの数値が出ています。 でも、このサイト、けっこう測定結果に波があるっぽい。ま、定番サイトだし、時間も時間(いわゆるテレホタイム(死語))なので混んでいるんでしょう。というわけで、もう一つの定番である RBB TODAYの速度計測サイト「speed.rbbtoday.com」を試してみました。 http://speed.rbbtoday.com/ ・・・おお、すごいすごい。54.8Mbps だって。上りが 18.6Mbps しか出ていませんが(って十分速いですが)、MTU の値をデフォルトの 1500 から PPPoE のフレーム分だけ引いた値に設定するとかすればもっと速くできそうです。下りも RWIN の設定次第でさらなる高みを目指せそうな気がします。 でも、最近忙しくていちいち実験している余裕がない(MTU/RWIN の設定変更時は毎回 Windows の再起動が必要になるため)ので、とりあえずこのままで。OS の通信設定を何もいじらず、ルータのデフォルト設定だけでここまで出るんだから、FTTH ってやっぱりすごいです。「速い」って、こういうことを言うのね、と一人で納得してしまいました。最近 ADSL 12M の使用をめぐって Yahoo! BB と eAccess がケンカしてますが、何を低レベルの争いをしてるの、と言いたくなります(しかも、このあたりの争いってユーザーの立場というよりも企業側の政治的背景の方が大きいですし)。 ちなみに、C1MSX の方で測ってみた(ポートリプリケータの Ethernet ポートから、BR1500H に直結)のですが、ブロードバンドスピードテストでは約 17Mbps、RBB TODAY の方では 40Mbps 前後の数字が出るので、先日 RasPPPoE で測ったときに 17Mbps 程度しか出なかったのは回線のせいではなくて C1MSX のせいだったようです。RBB TODAY の方では 40Mbps 程度の結果をマークしているということは、Crusoe では高速通信時のオーバーヘッドが大きいことに加えて、Crusoe とブロードバンドスピードテストの Flash ベンチマークが合っていないということなのか・・・。 ともかく、久々に電源を入れた自作機とあいまって、めちゃめちゃ快適な環境になりました。改めて比較してみると、C1 をメインマシンにした PC 環境というのはやはり無理があったようですね(汗)。今更ながら、1.2GHz ってこんなに速かったのか・・・と感動しています。 でも、静かな C1 に慣れきっていたり最近オーディオに凝っていたりするせいか、自作機のファンがかなりうるさい。一応、流体軸受ファンなんだけどな。今度静音ファンでも買ってきてみるか。 |
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明後日 10/10 に ThinkPad の 10th Anniversary を迎える IBM から、ウワサの ThinkPad 10 周年記念モデルの詳細が正式に発表されました。 ThinkPad X30 "ThinkPad 10th Anniversary Limited Edition" 2672-4B7 http://www.ibm.com/jp/pc/thinkpad/tpx302a/tpx302aa.html ThinkPad 10周年記念 X30 特別限定モデルの発表 http://www.ibm.com/jp/domino02/NewAIS/aisextr.nsf/ByLetterNo/MBL02326 ThinkPad X30シリーズ・オプションおよびその他オプションの発表 http://www.ibm.com/jp/domino02/NewAIS/aisextr.nsf/ByLetterNo/OPT02132 米国で先行発表されている「ThinkPad X30」日本向けモデルの特別仕様版となっています。予想通り、ThinkPad s30 と同じ「ミラージュ・ブラック」を纏ってきました。 ハードウェア使用としては、現行モデルである ThinkPad X24 のマイナーチェンジと言っても差し支えないくらいに微妙なパワーアップ。CPU が Mobile Pentium III-M 1.20GHz に、HDD が 40GB になった程度で、最大 1GB 搭載可能な RAM や IEEE802.11b 無線 LAN、IEEE1394、CF TypeII スロットを備える点など基本スペックには大差ありません。むしろ、グラフィックアクセラレータが i830MG チップセット内蔵のグラフィック機能に変更(X24 では i830MP+MOBILITY RADEON)されてしまい、グラフィック性能が却って低くなってしまったのではないかとすら思われます。 ノートでも 60GB HDD が流行しつつある昨今、最強マシンであるはずの X30 Limited Edition で HDD が 40GB 止まりなのはやはり IBM がまだ 9.5mm 厚の 60GB HDD を出荷していないからでしょう。IBM のマシンに東芝や日立の HDD が入っていることは珍しくありませんが、限定モデルくらい完璧に「血統書つき」で出したいということなのではないかな?その代わりまず間違いなく 5,400rpm モデルを搭載しているでしょう。 本体重量はほぼ据え置きの 1.65kg ですが、本体サイズが X2x シリーズから微妙に小さくなっています。デザインコンセプトもあいまって、どことなく s30 っぽさを漂わせていますね。しかし、個人的には最近の ThinkPad *30 系の右上(液晶の左下)のカドを取った ↑なイメージのデザインはあまり好きではないんですけど。 ま、機能や性能のこととか、デザインのことはさておき、この ThinkPad X30 は欲しい人にはその「ミラージュ・ブラック」な筐体だけで欲しいのではないでしょうか(^^;傷つきやすそうなので、私は仮に持っていたとしても飾るだけで持ち歩きたくないですが・・・。個人的には、2002 台限定の証である 0001〜2002 までのシリアルナンバー入りというところがこの限定 X30 の全てだと思っているのですが(一応、他に「10th Anniversary Limited Edition」の文字入り)。 また、X30 では周辺機器関係にも力が入っていて、X30 用にリファインされた「ウルトラベース X3」や、ドッキングコネクタに装着し、チルトスタンド状に装着できるセカンドバッテリ(要するにデュアルバッテリにできる)など、魅力的なものがあります(このバッテリを装着した感じ、見ようによっては s30 っぽく見えなくもない)。特にセカンドバッテリに関しては、ビクターの「InterLink XP」でも同様のデュアルバッテリ機構を備えており、電源を切らずにバッテリ交換が行えるという意味でモバイルノートにはかなりありがたいソリューション。もしかすると、今後サブノート PC ではこの形態が流行するかもしれません。 ある意味、そのルックスやレア度も含めて現行のモバイルノートの中で最強マシンの一つであることは間違いない X30 ですが、来年早々に Banias 搭載機へのモデルチェンジを控えているというのが分かり切っているだけに、非常に難しいですよね。この Column でも何度かご紹介している本田雅一氏のコラム http://watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/0917/mobile172.htm で、氏が > 年末に向けたモバイルPentium III搭載機の(しかもBanias搭載が第1四半期に決まっているシリーズの)レビュー記事を書けと言われれば断るだろう。 と述べていますが、まさにその通りだと思います。更に日本向け X30 の正式発表より早いタイミングで X31 の試作機を見せられたとあっては・・・。Banias を考えずに、今あるマシンの中で仕事用のモバイルノートを選べ、と言われれば X30 は筆頭にあがるでしょうし、マシン性能以外の「使い勝手」という要素では、X30 ならば今買っても当分陳腐化しないとは思いますが、あと数ヶ月後に X31 が出るのが分かってしまうと、ねえ。それでも「限定モデル」「ミラージュ・ブラック」「シリアルナンバー」といったキーワードで X30 に墜ちていくユーザーが後を絶たないことは、仕様も価格も分からないうちに予約受付開始日に予定数が全て捌けてしまった事実が証明していますが(^^; という感じで、まず私が買うことはないかなと思う X30 ですが、激レアな限定モデルということと、注目の「ミラージュ・ブラック」はやはり気になります。来週の WPC EXPO で展示されるという話なので、ちょっと見てこようと思います。 そういえば、7/1 で 5th Anniversary を迎えた VAIO も、今度は 11/20 にあの「PCG-505」が発売されてから 5 年を数えることになるんですよね。結局 5 周年記念モデルは出ていませんが、このタイミングで「5th Anniversary VAIO」を出してくれないものでしょうか。「2003 年春以降のお届け」でもいいから、Banias 搭載で極薄 505 とか出してくれたら \300,000 でも買ってしまうんですケド。 ■記事リンク PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1008/ibm1.htm http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1008/tp04.htm ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0210/08/ne00_thinkpad.html http://www.zdnet.co.jp/news/0210/08/njbt_02.html |
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So-net 光が開通してからというもの、そのあまりの速さに感動している私ですが、やっぱり IEEE802.11b+手持ちの無線ルータ経由だと 4Mbps そこそこしか出ないことをもったいなく思い始めました。これは、やっぱり高スループットのブロードバンドルータと IEEE802.11a(5GHz 無線 LAN)が要るぞ、と。 でも、ブロードバンドルータはともかく IEEE802.11a 対応機器はまだまだ高価。ホームシアターや DVD ソフトにもお金をかけたい私としては、一気に IEEE802.11a とブロードバンドルータを両方導入する余裕はありません。それに、段階的に速くなっていった方が感動が長続きしますし。一粒で二度美味しいっていうの?(笑) とりあえず、高速な(といっても、性能的にはもはやエントリークラスのマシンになってしまいましたが)自作機で使った方が描画速度等含めて速く感じられるかな?と思い、現在 Windows を再セットアップ中。引っ越しだ何だで二ヶ月間ほとんど電源すら入れてませんでした。というか、一度富山に戻って以来、C1 がほぼメインマシンになってたからなぁ(^^; そんなわけで、FTTH の高速性を十分引き出すべく、まずはどちらかというと(価格的に)導入しやすいルータかな、と思い少々情報収集してみました。ブロードバンドはやはり Hot Issue ということで、Web 上にはブロードバンドルータの特集記事も数多く見受けられます。 中でも、かなり便利なのはブロードバンド系のポータルサイト「RBB TODAY」の「ブロードバンドルータ購入ガイド」 http://www.rbbtoday.com/router/ や、Broadband Watch の「Broadband Router Index」 http://www.watch.impress.co.jp/broadband/catalog/brouter/ などでしょうか。あとは、このあたり↓とか。 http://www.atmarkit.co.jp/fpc/special/bbrouter_desc/ http://www.atmarkit.co.jp/fpc/experiments/010bbrouter_perf/ http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/router/20020426/01/ http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/b-flets/20020618/01/ しかし、ADSL 8M あたりまで見越した記事はたくさん見かけるのですが、FTTH はまだそれほど一般的ではないのか、FTTH の回線速度を活かしきれるブロードバンドルータの特集記事はなかなか見あたりません。 そんな中、いろいろ吟味してみたのですが、個人的に選択肢にしたいのは、マイクロ総研の「NetGenesis SuperOPT90」か、NEC の「Aterm BR1500H」。マイクロ総研は昔からネットワーク機器では評価が高いですし、NEC はユーザーが多いのと最近私自身 NEC のネットワーク機器に縁がある(光のメディコンとか CFE-02 とか)ので。両方とも、スループットはかなり高めですしね。本当は、デザインとか使い勝手からいくとけっこう長く使っていたこともあってヤマハを使いたい(機能とかユーティリティといった点では世の評価は高いらしい)んですが、致命的なくらいにスループットが低い製品しか出ていないのでパス。メルコやコレガ、アイ・オーなんかからはたくさん出てますが、このあたりは宣伝文句のためのスループット表記にばかりこだわっていて、製品自体をあまり大事にしていなさそうなイメージがあるので、今回は最初から選択肢に入れてません。 このままだと「NetGenesis SuperOPT90」に転びそうなのですが、レビュー記事を見ると性能はともかく使い勝手があまり良くないという評判も見かけたりするので、ちょっと迷います。FTTH 対応のブロードバンドルータはこれからが旬、という感じでこの先もいろいろ出てきそうですし・・・。もう少し、悩んでみます。何かオススメとかあったら教えてくださいね。 |
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ニュー CLIE「PEG-NX70V」を体験しに、例によってお台場メディアージュに行って来ました。ホントは Yahoo! Cafe でも体験できる店舗があるので迷ったんですが、喫茶店よりも sony style の方が落ち着いて触れそうなのと、限定グラファイトグレーを触れる可能性が高そうなのでお台場に。
スピーカクレイドル「PEGA-SPC100K」に載せて展示してあったので、この音も聴かせてもらったんですが、まぁこんなもんか、程度の音でした。ノート PC と組み合わせるには良いかもしれませんが、単体でも USB スピーカとして使えた方が使えるかなという気がします。あと、どうせならこのクレイドルにジョグダイヤルをつけてくれれば、クレイドルセット時の「Audio Player」や「PhotoStand」の操作性が高くていいのになー、と思いました。クレイドルに載せているときにジョグ操作のためにわざわざ本体横まで手を伸ばすのって煩わしいので。 触ってみた感じとしては、XScale 搭載ということでかなり動作は軽快に感じましたね。NR70V や T650C でも CPU が 66MHz に倍増して、そこそこ快適に動くようになっていましたが、やはり重めのアプリの起動時やキーボード入力時には一瞬のもたつきを感じていたんですね。それが、NX70V ではほとんど感じないくらいサクサク動いてくれて、むしろ気持ちいいくらいでした。しかしこれだけ高速だと却って電池が気になってしまいますね。この高速化によってバッテリの持ちがどの程度犠牲になっているのか、という点については展示イベントでは体験できないので、そのあたりが実際のユーザーレポートとして出てくるまではまだ買い換えに至る勇気はないかな、と思います。 Palm OS 5 になったことで目に見えて新しいパラダイムを感じることができるかな、と思っていたのですが、触ってみると案外そういうことは意識しない感じでしたね。単に「速い CLIE」という感じで違和感がなかったと同時に、ある意味目新しさを感じなかったことは事実。ま、OS は 5.0 といってもアプリは OS4 互換モードで動作しているので見た目として違いを感じることはありませんし、OS5 になったことによって ARM プロセッサや無線 LAN の標準サポートの恩恵を受けることができてはいるのですが、具体的に「OS5 になって何が変わった」ということは感じませんでした。ま、Win2000 から WinXP のように、中身は大して変わっていないくせに操作性ばかり大きく変わってしまうよりはよっぽどユーザーに優しい、とも言いますが。 本当は NX70V を触ってみて、速度的に T650C との差をあまり感じないようならば T650C のグラファイトグレーモデルを買ってしばらく使ってみようかな、とも思っていたんですが、有意な速度差を体感してしまったので今更 T650C に逝く気にはなれなくなりました。かといって、使わないキーボード(確かに Graffiti よりもキーボードの方が慣れれば入力は速いのですが、どちらかというと私は Palm はビューワ機能の方がメインなので)のためにあの厚みを許容はできないし、なんか Palm に \40,000 以上は高い気がします。 というわけで、やっぱり T650C の後継機種、早く投入希望です。来春かなあ。 |
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今日は「So-net 光」の工事日。ウチにも光がやってきました。 So-net 光は回線自体はご存じのとおり TEPCO ひかりの光回線を利用しているのですが、工事は東京電力の依頼を受けた関電工のさらに下請工事会社が担当しているみたいでした。FTTH だけじゃなくて CATV の工事とかもやっている雰囲気で、ネットワーク系の回線工事は慣れた感じ。 屋外の工事は、電線から光ファイバケーブルを引き出してきて建物の外壁まで引っ張ってくるだけ。といっても、ウチの場合は通りの反対側にファイバが走っているらしく、道向かいの電線から一本だけケーブルがウチに向かって伸びている感じになってしまいました。大丈夫だとは思うけど、ちょっとしたことで切れないか少し不安・・・。 で、宅内の工事。 工事といっても屋外から引っ張ってきたケーブルをメディアコンバータに接続するだけなのですが、このメディアコンバータの作業が細かくてかなり面倒そうな感じでした。工事というより工作といった趣です。 作業中にメディアコンバータ内部を覗き込んでみてビックリ。光ファイバって、ホントに光ファイバなんですね。 最初、光ファイバといっても取り回しとか強度とかを考えるとオーディオの光デジタルケーブルを太くした感じなのかな?と予想していたんですが、ホントに光ファイバです。そういえば、昔学研の科学のふろくについていたような・・・。 外から引き込んだケーブルの被膜を剥がしていくと、同軸ケーブルみたいな感じで中からこのほっそいファイバが出てきます。これを、特殊な工具を使ってメディアコンバータから出ているファイバケーブル(↑写真)と接続。折り曲げたりすると簡単に折れてしまうので、余り分の長さをメディアコンバータ内で丁寧に巻いてしまっています。かなり神経を使いそうな作業。 ちなみに工事完了後のメディコン内部の写真は「絶対に開けないでください」と言われたのでさすがに撮ってません(^^; しっかし、このほっそいケーブルに 100Mbps のデータが通ってるのかー、と考えると、Ethernet ケーブルとかふっといスピーカケーブルとかって一体何なんだろう、とか思ってしまいます。 というわけで、NEC 製メディアコンバータ。「ME-001-RS」という型番がついてます。サイズ的には、VAIO U のバッテリ無しくらいの大きさかな?それなりにかさばります。今後改良されてどんどんコンパクトに、かつ作業も簡単になっていくんでしょうが。 その後、工事業者の方が持ち込んだノート PC で接続テスト。開通確認後、ケーブル等の取り扱いの注意(ケーブルは曲げたり圧力・衝撃をかけたりしない、メディコンの移動時は慎重に、等)を受けて工事終了。 工事時に TEPCO ひかりのマニュアルと CD-ROM をもらいました。CD-ROM には「FTTH 接続ツール」の文字が。NTT の「フレッツ接続ツール」みたいなものかな?マニュアルを読んでみるとどうやら PPPoE プロトコルで通信する模様。ほとんど ADSL のときと同じ感覚ですね。私ってこの手の接続ツールは使い勝手とか機能といった点であまり信用していない(というか、フレッツ ADSL のときも「フレッツ接続ツール」は使ったことがないどころか CD-ROM を開封すらしていない)ので、とりあえず PPPoE ツールの定番「RasPPPoE」を使ってみることにしました。 ブロードバンド設定の技術情報サイトの定番・Ibuki さんの「i-VAIO」を参考にして・・・設定完了。 でも RasPPPoE だと PC 一台しか接続できないし、いちいち RAS を起ち上げて繋ぐのも面倒だし、というわけで、手持ちの無線ルータである IBM 高速ワイヤレス LAN ゲートウェイ「22P6401」でどの程度スループットが出るか、直接接続のときと比較してみました。ちなみに、速度計測には「ブロードバンドスピードテスト」を利用しました。 RasPPPoE での接続時は特に WinXP の設定はいじっていないのですが、MTU/RWIN の値を変更するともう少し高い結果が出そうな気もします。環境によっては 30Mbps くらい出るケースもあるという話なので・・・。でも、デフォルトで 10BASE-T を軽く超えるスピードが出るのはやっぱりすごいです。1.5Mbps ADSL の理論値の 10 倍以上ですからね。8Mbps ADSL でも一般的に出て 4Mbps がいいところ、ということを考えると、やっぱり超高速です。正直、転送速度が速すぎて C1MSX ごときマシンではブラウザの動作とか HTML のレンダリング速度の方がボトルネックになっていそうです(笑)。HTML が表示されると同時に、ページ内の画像まで全部表示が完了している感じです。ホント、ローカル HDD や LAN の中にファイルがあるのと大差ない感覚で扱えます。 しかしやっぱり手持ちの無線ルータをかますとかなり速度的に落ち込んでしまいますね。危惧していたとおり、回線速度を最大限に活かした速度で通信するにはやはり高スループットのブロードバンドルータが必要になりそうです。無線 LAN を使うと更に遅くなってしまう(それでも一般的な ADSL 環境よりも高速なくらいなんですが)のがもったいないです。これは、やはりルータの買い換えと IEEE802.11a の導入しかないかな? でもよく考えると今朝まで 32K AirH" だったんですよね(^^;それを考えると 3Mbps でも十分速いや。17Mbps でダウンロードしなくてはならないこともそうそうないでしょうし、無線とか自動接続の手軽さを考えるととりあえず現状のままで使っても十分満足できるとは思うのですが、せっかくの回線速度(ADSL なんかではいくらがんばっても出せない速度が出る環境にいるわけですし)を使い切らないのはもったいない。少しずつ、ルータとか無線 LAN とかには手を入れていかないと、と思います。 いやぁ、でも快適です。ホームシアターの方もぼちぼち形になってきたし、これはちょっとしばらくプチ引きこもりになってしまうかも(笑)。 |
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かつてない激しい嵐のあとに、青空とともに新しい銀の翼が羽ばたきました。 ソニーが CLIE の新製品を発表しています。 ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200210/02-1002/ 製品情報 http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-NX70V/ 登場したのは、「PEG-NX70V」「PEG-NX60」の 2 モデル。ご覧の通り、「ウィング CLIE」(←いつの間にこんな愛称がついたんだ?)PEG-NR シリーズの後継機種になりますね。噂通り、Palm OS 5.0+ARM プロセッサを搭載した世界初の Palm 互換 PDA(本家 Palm Computing から OS5.0 機が登場していないのに互換機というのも変な話ですが)ということになります。 搭載される ARM プロセッサは Intel の「XScale」PXA250 200MHz。クロック周波数だけでも NR70 の 3 倍、SJ30 の 6 倍(!)になる上に、処理効率が Dragonball 系より高いらしいので、重いといわれる OS5.0 でも軽々動かしてくれそうです。 ARM+OS5.0 搭載 CLIE は「年内の発売を目標に開発」という話だったので、クリスマス〜年末商戦くらいのタイミングで発売されるものだと思い込んでいたので、予想以上に早い発表にちょっと驚いています。ということは、先日の SDWE2002 にて ARM+OS5.0 搭載 NR の試作機のデモ展示をやっていましたが、時期的に考えるとこのときには既にほぼできあがっていたのではないでしょうか。今まで隠しているなんて、ソニーさんも人が悪いっっ。 今回は OS もハードウェアも大幅に変更されたので、ソフトウェアの使い勝手や機能から動作速度まで、PDA としてのパラダイムが大幅に変わることになりそうなのですが、個人的にそれ以上に気になっているのが CF TypeII スロットが標準装備されたこと。ここに PHS や無線 LAN カードを直接挿して通信することができるので、ホットスポットのあるところでは無線 LAN、移動中は AirH" といったワイヤレス通信インフラの恩恵を最大限に受けることができます。VAIO U がいくら小さくてスタンバイ/レジュームが高速だとて、Palm OS の軽快さには敵わないわけで。CF スロットが通信カードのみの対応なのが残念なのですが、ほぼ PHS や無線 LAN カードを挿しっぱなしにしそうなことを考えるとさして問題にはならないのかな。個人的には microdrive を挿してジュークボックス、とかできると良かったのになぁ。 Palm OS 5.0 の目玉の一つはワイヤレス通信に標準対応したということですが、これに合わせて NX 専用の CF 型無線 LAN カード「PEGA-WL100」も発売されます。例によって出っ張りの小さいソニー特製無線 LAN カードで、見た感じメルコの「WLI-CF-S11G」と比べても、出っ張り度は同じかより小さそう。無線 LAN マニアとしては、これ欲しいかも。(^^; それにしても CF スロット搭載は英断ですね。SD AirH" が出てフラッシュメモリ型通信カードが流行する兆しを見せていますが、やっぱり汎用性とか新技術への対応のしやすさを考えると CF に一日の長がありますから。今までの CLIE で CF 型 PHS を使おうと思ったら、分厚いコミュニケーションアダプタを装着する必要があって面倒だったのですが、標準搭載ならかなり使い勝手は良さそうです。逆に言えばメモステ型 PHS はやらないよという意思表示なのかもしれませんが、メモステスロットをアプリケーションスティックで埋めてしまうと CLIE でできることが却って制限されてしまうことになるので、このあたりは割り切ってきたのではないでしょうか。もちろん CF 標準搭載に対するユーザーニーズに応えたというのが一番の理由でしょうが。 しかしこの一見取って付けたような(笑)CF スロットのせいで、ただでさえ厚い NR 系筐体の厚みが大幅に増しています。厚さ 23.5mm(NR70V は 16.7mm)は、T650C(12.5mm)2 枚分くらいの厚みがあることになります。かなり厚みがあることはソニーも自覚しているのか、カタログページのどこにも真横から見た図が掲載されていません(笑)。ま、CF スロット部が出っ張るというだけで、全体としてはくさび形のボディラインになっているようなので、数字ほどは厚さは感じないでしょうが、でも分厚いなあ。CF スロットがハッチ状(イメージ的には 505 とか C1 のモデムコネクタのギミックに近い感じ)になっていて、不使用時は折りたたんで NR と同じ厚みになる、というギミックがあったら借金してでも買ってたかもしれませんが。っていうかこのギミックのアイディアどうっすか>ソニーさん っていうか、やっぱりキーボードは要らない。あのサイズのキーボードでちまちまやるくらいなら、今 CEATEC で参考展示されているという VGA Linux Zaurus の方がよっぽど実用的な解だと思います。NR/NX の方向性は CLIE が目指す形の一つであるとは思いますが、私はシンプルな薄いのが欲しいんですよ。一刻も早く薄い OS5+XScale 版 PEG-T シリーズ(PEG-TX シリーズ?)希望。T シリーズ系のデザインにソフトウェア Graffiti で CF スロット付きだったら、ソク買いです。厚みは 15mm 程度に収まらないかな・・・。今回 CF 型無線 LAN カードが出たということは、NX シリーズ 1 機種のためだけに出たものではなく、今後の CLIE では標準的に CF スロットが搭載されるということの予兆なのではないか?と密かに思っているんですが、どうでしょうか・・・。さっき述べたハッチ型 CF スロットにすれば、T シリーズでも薄さを保ったまま CF スロット搭載できますし。マジで、このアイディア採用してください。特許料とか取らないので(ぉ 今回の NX70V はスタンダードなサテンシルバーの他に 4,000 台限定でグラファイトグレーが発売されます(NX60 はサテンシルバーのみ)。やっぱり、ダークカラーには惹かれるなぁ。 しかも、それだけではなく、今回は PEG-T650C にも限定モデルが用意されています。三省堂『デイリーコンサイス英和辞典』、『デイリーコンサイス和英辞典』、『デイリーコンサイス国語辞典』の 3 種の辞書データが収められたメモリースティック(32MB)を付属した「辞書モデル」と銘打って、NX70V 限定カラーと同じグラファイトグレーモデルが出ています。T650C に別色があったら買うかも・・・と思っていた私は、ちょっとぐらぐらきています。最近、WorkPad に DOC ファイルを放り込んでおいて通勤電車の中で読み物や勉強をしたり、富山のときと違って歩きが増えたので WorkPad で地図を活用する機会が増えたりしているので、ハイレゾ&ジョグダイヤルな Palm マシンが欲しい・・・という気持ちが強くなっているので。でも、今更 OS4.0 機を買うのもなあ・・・とも思うし。 一度 NX70V の実機と T650C を触り比べてみて、NX70V の性能が圧倒的に良ければ T シリーズの後継機種待ちかな。あまり変わらなければ T650C グラファイトグレーを買うかもしれません。来年の春休みには後継機種が間違いなく出ると思われるのも、悩みどころなのですが。 マジで、早く出してください。お願いです>ソニー様 ■記事リンク PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1002/sony.htm ケータイ Watch の記事 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,11158,00.html ASCII24 の記事 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2002/10/02/638992-000.html MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/02/07.html ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/mobile/0210/02/n_s01.html http://www.zdnet.co.jp/mobile/0210/02/n_nxclg.html |
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台風 21 号、来てますね。戦後最大級だとか。今まさにびゅーびゅー言ってます。 交通機関にもかなりの影響が出るとかで、今日は終業時刻を待たずして帰宅を許されたのですが、かといって仕事が免除されるわけでもなく。今日やり残した分量はそのまま明日に繰り越されるだけなのが、社会人の悲しいところです(泣)。 そんな感じで、嵐とともに始まった 2002/4Q の幕開け。AMD が間もなく Athlon XP の最新モデルとなる 2800+/2700+/2600+ を発表する模様。 ASCII24 の記事 http://ascii24.com/news/i/tech/article/2002/10/01/638950-000.html PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1001/hotrev183.htm モデルナンバーとはいえライバル Pentium 4 のクロックに並びましたか。相変わらず激しいですね。Athlon XP 2800+ の実クロックは 166×13.5=2.25GHz。今回の Athlon XP では FSB が 333MHz(166MHz の DDR)に引き上げられており(※2600+ は FSB 266MHz)、この FSB 高速化のお陰で実クロックがさほど伸びていないのにモデルナンバーが伸びるという現象が起こっています。 しかしあれですね、最近はあまりハイエンドの CPU が出ても興奮しなくなりましたね。どちらかといえば静音 PC を目標とした低発熱 CPU が欲しい気がしています。クロックなんて 2GHz もあれば十分だから。 IBM がデスクトップ PC 向け 3.5 インチ IDE HDD の新製品「Deskstar 180GXP」シリーズを発表しています。 ニュースリリース http://www.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2002/10011 PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1001/ibm.htm 60GB プラッタのディスクを採用し、PC 用 IDE HDD としては最大容量となる 180GB を実現しています。従来モデルの 4 倍となる 8MB のバッファを搭載し高速化が図られている点と、同社製 3.5 インチ HDD では初の流体軸受を採用して静音化を図っているのが特徴です。 個人的には IBM から流体軸受ドライブが出たら自作機の HDD も換装しようかな、と思っていたんですが、現在 120GB(60GB×2)のディスクの大半が空き領域だからなぁ。静音化と高速化のために導入するメリットはあるかもしれませんが。 しかし昨日も書きましたが、IBM に限らず HDD の信頼性が昔より随分下がっているのは事実だと思います。単に安さとか容量を競うだけではなくて、高信頼性という付加価値のついた製品を出すとか、エンドユーザーでも簡単に RAID システムが構築できるパッケージとか、そろそろそういったもので差別化する必要がある頃なんじゃないの、と思いますね。とはいっても、最近ストレージ系メーカーの目は企業向けのストレージソリューションに向いていて、コンシューマ向けにはノート PC や HDD ビデオレコーダ向けに大容量で安いドライブを大量に供給することしか考えていないような気がしますが。 さて。世界初となるメモリースティック Duo 対応オーディオプレイヤーが発表されています。 AV Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020930/takara.htm Duo 対応メモステプレイヤーは当然ソニーだろう、あるいは D251i のときのように意表をついてメモステ賛同家電メーカーか?と思っていたら、タカラ・・・意表をつきすぎです(汗)。しかも、「チョロ Q」型のプレイヤーって。 何故。 確かに Duo のサイズってチョロ Q のフットプリントに近いけどさ。なんか、開発者の人が Duo を見て「チョロ Q の大きさに似てるな」と思ったとか、10 円玉じゃなくて Duo ウィリーをしてみたとか、そんなノリに任せて作っちゃったというオチなのでしょうか?(笑)っていうか、チョロ Q である必然性、全くないし。こんなのに「世界初」を取られたのか・・・。 とはいっても製品化は来春のようなので、発売日ベースでいけば噂の「NW-MS70D」の方が先に出てくるでしょうが、肝心の CEATEC でもそれらしきオーディオプレイヤーの展示はなかったようですし、いつ・どのような形で出てくるのか気になります。 というわけで、この CEATEC なのですが、今回は残念ながら私は行けそうもありません。このあたりはたぶんななちゃんがレポートしてくれることでしょうから、楽しみにしていましょう(ぉ 一応、関連リンクもご紹介しておきます。 ZDNet の記事 http://www.zdnet.co.jp/news/0210/01/fj00_ceatec.html PC Watch の記事 http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/2002/1001/ceatec.htm MYCOM PC WEB の記事 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/10/01/08.html |
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